CRI online 2025年1月22日(水) 12時20分
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タイのペートンタン首相はタイ政府が観光客、特に中国人観光客に対するタイ旅行の安全面の信頼回復を目指し、観光客のセキュリティ措置を強化していることを明らかにしました。写真はバンコクのチャイナタウン。
タイのペートンタン首相はこのほど、タイ政府が観光客、特に中国人観光客に対するタイ旅行の安全面の信頼回復を目指し、観光客のセキュリティ措置を強化していることを明らかにしました。
中国人俳優の王星が少し前、タイ経由でミャンマーにある詐欺のアジトに誘拐されたことが中国のSNS上で話題になり、この事件を受け、多くの中国人観光客がタイ旅行をキャンセルしました。また、歌手の陳奕迅(イーソン・チャン)や俳優でコメディアンの趙本山など中国の有名人は、予定していた公演やコンサートのキャンセルや延期を相次いで発表しました。
ペートンタン首相は17日、こうした事態を受け、タイ国家警察庁、外務省、観光・スポーツ省など関係省庁を招集し、観光客の信頼を高める対策を検討しました。
同首相は、SNSのXで「こうした事件はタイ人によるものではないが、中国人観光客の安全上の懸念を引き起こしている。私は関係機関に対し、国境を越えた犯罪を断固として取り締まるために協力し、行動をとるよう指示した」と述べました。
同首相はさらに、タイで春節(旧正月)を過ごす中国人観光客に歓迎の意を示しました。タイの観光当局は、中国のSNS利用者や潜在的な観光客のタイに対するイメージ改善を図るため、そうした発信ができるインフルエンサーの募集を検討しているとのことです。
中国は長年にわたり連続でタイにとって最大の観光客供給国となっています。昨年、タイを訪れた中国人観光客は延べ670万人で、タイの観光客全体の5分の1近くを占めました。タイ旅行業協会によると、旅行の安全に対する信頼低下が原因で、今年の春節期間中にタイを訪れる中国人観光客の数は10~20%減少し、それによりタイの観光業は数十億バーツの損失を被る可能性があるとのことです。(提供/CRI)
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2025/1/22
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