トイレ個室内の従業員を撮影し社内の壁に掲示、会社「撮影したのは喫煙やゲームしていた者」―中国

Record China    2025年1月20日(月) 22時0分

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19日、極目新聞は、広東省深セン市内の企業で従業員がトイレを使用する様子を撮影した写真が壁に掲示され、トラブルになったと報じた。資料写真。

2025年1月19日、極目新聞は、広東省深セン市の企業で従業員がトイレを使用する様子を撮影した写真が壁に掲示され、トラブルになったと報じた。

記事は、あるネットユーザーが18日、深セン市内の企業で従業員がトイレ内の様子を撮影された上、印刷された写真が壁に掲示されたと書き込んだことを紹介。このネットユーザーが公開した画像には、複数の従業員がトイレの個室内で喫煙したり、しゃがんだりしている様子を撮影した写真が壁に掲示される様子が確認できたと伝えた。

また、他のユーザーから「トイレに監視カメラを設置するのは違法」との指摘が出たのに対し、投稿したユーザーは「監視カメラではなく、携帯電話で撮影した画像だった」と説明したことを合わせて紹介した。

記事は、問題となった企業が家電製品や音響設備の開発や販売を行っているとした上で、この会社の関係者が19日に「数カ月前に起きたこと。従業員がトイレの中で寝転がって喫煙したりゲームをしたりして長時間占有していた。事務員が声を掛けるも出てこなかったため、はしごに登って携帯電話で中を撮影し、トイレの壁に掲示した。それから1〜2時間で『掲示すべきではない』という指摘があり、はがした。壁に貼り付けられていたのはこの時だけだ」と説明したことを伝えた。

この関係者はまた、一時的に壁に写真を掲載した意図について「従業員にトイレを占有してゲームをしないこと、また安全面への配慮からトイレでの喫煙を禁止していることを周知徹底するため」と釈明するとともに、ネット上でさらされたことについてはすでに法務部門に処理を委ねたことを明かした。

記事は、弁護士の見解として「トイレは典型的なプライベート空間であり、会社のトイレでもその性質は変わらない。従業員のトイレ内での行為はプライベートなものであり、その様子を撮影して壁に掲示する行為はプライバシーを著しく侵害する違法行為だ」と伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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