Record China 2025年1月19日(日) 12時0分
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中国では「ロシア国家物産館」などと称しているがロシア政府とは関係なく、ロシア産と称して偽商品を販売する店が大量に出現した(写真)。
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中国では「ロシア国家物産館」などと称して、ロシア政府との正式な関係を示唆する商店が大量に出現した。ただし、ロシア政府とは関係なく、ロシア産と称して偽商品を販売する店が存在するという。背景には、中ロ関係がかつてないほど良好で貿易も活性化して、そのことが盛んに報じられていることがあると考えられる。中国メディアの観察者が、偽の「ロシア国家物産館」についてのロシアの在中国大使館の注意喚起や当局の動きを紹介した。
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ロシアの在中国大使館は17日、「尊敬する中国の友よ」で始まる注意喚起の文章を発表した。文章は前半で、「中国のいくつかの都市でロシア産食品を販売する店が大量に出現しています。ロシアは、両国間の農産物および食品貿易の拡大を強く支持しており、当地の消費者がロシア商品にますます関心を持っていただいていることを歓迎します。ロシアは良質な商品を大量に生産しており、これらの商品を中国の友人に提供できることを喜んでいます」と表明した上で、一部の店がロシアの産品に偽装した品を販売していることに対して遺憾の意を示した。
ロシア大使館はさらに、偽のロシア産商品について「品質基準を満たしていません。ロシア製の同類商品とは違うのですが、包装にロシア語を使用してロシア製品に見せかけていることがあります。購入時には、商品の生産地や有効期限をよく確認してください」と呼び掛けた。
ロシア大使館は続けて、「ロシア国家」の名称を使える販売場所は、ロシアの輸出センターの支援を受けて開設された場合だけと説明した。
中国当局はロシア大使館が注意喚起を行う前から、ロシア物産館が注目を集めていることに留意していた。上海市市場監督管理局は、2024年12月23日から2回にわたって集中検査と取り締まりを実行したという。
上海市市場監督管理局は市全域で「ロシア物産館」などと名乗る店舗が47軒存在することを確認し、特に注目度が高い店舗について資格や店舗の看板や宣伝文句、商品の原産地などを調査した。一部の無許可営業店や未登録営業店については営業停止命令を出し、事件として捜査を始めた。
また「ロシア物産館」などと称している店舗については、商品の仕入れが合法的であることを確認するための証明などの提出を求め、「ロシア物産館」などと称しているにもかかわらず、ロシア産の輸入商品が少ない店舗についても、事件として捜査を始めた。
また該当する店舗に対して、商品は産地ごとに分けて陳列し、消費者が識別できるように産地などを明示するよう求めた。上海市市場監督管理局は、今後もロシア産商品を扱う店舗を注視し、監督や行政執行を強化し、業者に対して適正で誠実な経営をするよう指導していくという。(翻訳・編集/如月隼人)
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2025/1/17
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