2025年1月16日、韓国メディア・韓国経済は「昨年の訪日外国人観光客の数が過去最高を記録し、国・地域別では韓国が最も多かった」と伝えた。

記事によると、昨年の訪日外国人観光客の数は3687万人を記録した。国・地域別では韓国が882万人で最も多く、前年比26．7％増加。後には中国（698万人）、台湾（604万人）、米国（272万人）、香港（268万人）が続いた。

韓国人観光客が増えた背景には、円安による旅費の節減や航空路線の拡大、関連旅行商品の発売が相次いだことによる価格競争力の向上などがあると分析されている。

韓国の旅行業界関係者は「昨年は円安により日本を訪れる旅行客が大幅に増加した」「距離が近い日本はいつでも気軽に行ける旅行先で、リピーター客も多かった」などと説明した。

また別の関係者は「最近は日本の小都市を中心に業界の商品ラインアップが拡大し、それと同時に各種割引特典を盛り込んだプロモーションが相次いで登場しているため、今年も日本への訪問客は多いと予想される」と話したという。

昨年は訪日外国人観光客の消費額も8兆1395億円で過去最高を記録した。23年（5兆3065億円）より53．4％増加した。1人当たりの支出額は22万7000円で23年より6．8％増えた。

国・地域別では中国が1兆7335億円で全体の21．3％を占め最多。台湾が1兆936億円で2位、韓国が9632億円で3位だったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「日本旅行は何度でも行きたい」「日本は世界で最も安全な国」「おいしい、クール、清潔、静か。日本はヒーリング旅行にぴったり」「近くて、食べ物がおいしくて、治安が良くて、人が親切で、ショッピングするにも最高な国は日本以外にない。だからたくさんの人が行く」「韓国人が日本に行くのは、韓国国内の観光地のぼったくりやサービスの質の悪さも原因の1つ。同じお金を払うなら日本に行って最高のサービスを受けたい」などの声が上がっている。

その他「韓国の観光産業はひどい状態。観光客を誘致すると言って作ったのはグルメばかりで、目で楽しめるものは何もない」「韓国も日本を見習おう。今はぼったくりに特色のない商品ばかり」などの声も見られた。（翻訳・編集/堂本）