Record China 2025年1月20日(月) 8時40分
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16日、第一財経は中国の人工知能産業規模が今後5年で1兆元を突破する見込みだと報じた。
2025年1月16日、第一財経は中国の人工知能(AI)産業規模が今後5年で1兆元を突破する見込みだと報じた。
記事は、中国のシンクタンク・賽迪顧問が最新の報告書を発表し、24年に中国のAI産業が爆発的成長を迎えており、産業規模が25年には3985億元(約8兆3685億円)、30年には1兆元(約21兆円)を突破し、35年には1兆7295億元(約36兆3195億円)にまで成長する見込みで、年平均成長率は15.6%に達するとの見通しを示したと紹介した。
記事によると、報告書はAI技術の応用分野において自動運転とエンボディドAI(物理的な形を持つAI)が花形であると指摘。特に人型ロボットが注目されており、テスラのイーロン・マスクCEOは将来、人型ロボットの需要が100億台から200億台に達する可能性を示唆するなど、自動車をはるかに上回る需要が予想されるとした。
記事は、香港大学新興技術研究所所長で、上海人型ロボット革新インキュベーターの席寧(シー・ニン)教授はAI基盤モデルの登場が人型ロボット技術の発展を加速しているとの見方を示し、中国電子科技第21研究所の蒋志勇(ジアン・ジーヨン)氏も人型ロボットが多様な作業を担うには実際の応用環境での訓練と「智慧」の向上が必要で、その過程でさらに広範な応用の可能性が見つかると述べたことを紹介した。
さらに、スマートコンピューティング基盤の整備も技術発展の鍵となっているとし、賽迪顧問が「スマートコンピューティングセンターの発展が重要な局面を迎える。今後3年間で、中国のスマートコンピューティングセンターの建設規模は23年末時点の運用規模の5倍に達する」との見通しを示したことを伝えた。そして「22年末にChatGPTが登場して以来、AI基盤の整備と投資は急速に拡大しており、スマートコンピューティングは今後も高い注目を集めるだろう」とした。(編集・翻訳/川尻)
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