中国のSNS・小紅書（RED）に9日、日本の観光バスの運転手のある様子を撮影した動画が投稿され、反響を呼んでいる。

動画には、ひっくり返したバケツに腰を下ろした運転手の男性が、バスのタイヤのホイールをクリーナーで丁寧に磨く様子が映っている。投稿者は「旅行の時に目にした光景」と説明した上で、「彼（運転手）は乗客を待っているところだった。本来なら運転席に座って休んだり、スマホをいじったりしていてもいいはずなのに、バスの手入れをしていた。その瞬間、日本のタクシーやバスがなぜあれほどきれいで輝いているのか、私はようやく理解した。そして、『匠の精神』とは何かということも理解した」とつづった。

この投稿に、中国のネットユーザーからは「（運転手は）まるで自分のパートナーのように（バスを）扱っている」「（バスを）大事にしているからだ」「これが日本で最大の疑問だった。彼らの車はミキサー車やごみ収集車も含めてみんなきれいなんだよ」「日本のミキサー車はうちの乗用車よりもきれい」「（日本は）トラックですら光を反射するほどきれい」「日本の家庭教育のたまものだ」「食用油を入れたタンクローリーを思うと…（※燃料用タンクローリーのタンクを洗浄せず食用油を輸送した中国の事件）」といった声が上がった。

また、「日本で買った靴をそのまま履いていたけどほとんど汚れなかった」「日本では開店前に店先の柵まできれいに拭き上げるんだよ」「双方のトイレや道路のきれいさを比べれば分かるだろう。日本人はみんなきれい好きなんだ」「日本の駅のトイレで便器と床を雑巾できれいに拭く清掃員を見て当時衝撃を受けた」「私も自分の車をピカピカにするのが好きだけど、洗車して一走りするとすぐに灰だらけになる。上海でもこれ」などの声も。

このほか、「日本人は車両は自分たちのもので、大事にしようという意識がある。それに、どんな職業であれ、誇りを持っている。日本人と仕事をしたけど、彼らは手元の仕事がなくてもスマホをいじったりせず、自分から別の仕事を探す。私だけスマホいじっていて気まずかった（泣）」とのエピソードも書き込まれている。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) January 10, 2025