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<サッカー>日本と中国の子どもが練習、視察した中国協会会長も「明らかな差」を実感―中国メディア

Record China    2025年1月10日(金) 8時0分

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サッカー元中国代表FWで、日本のサッカー環境に心酔して日本で子どもを育てている楊旭氏が、「中国サッカー協会の宋凱(ソン・カイ)会長は日本サッカーの進歩を認めている」と語った。

サッカー元中国代表FWで、日本のサッカー環境に心酔して日本で子どもを育てている楊旭(ヤン・シュー)氏が、「中国サッカー協会の宋凱(ソン・カイ)会長は日本サッカーの進歩を認めている」と語った。スポーツメディア・直播吧が8日付で伝えた。

記事によると、楊氏が設立した上海朝日サッカークラブはこのほど、U-12とU-9の選手を対象としたドリブル・ボールコントロール専門のトレーニングレッスンを行った。担当した5人のコーチは、川崎フロンターレU-10を率いた経験を持つ冨田幸嗣氏、ジュニアチームFCトリアネーロ町田の監督を務める若山聖佑氏ら、全員が日本出身だったという。

宋会長もトレーニングの様子を視察に訪れた。楊氏は「会長は昼に到着し、午後7時の便で帰った。私たちのレッスンを視察するためだけに来た」と語った。レッスンの様子については「日本から来た6人の子どもたちと共にインドアサッカーのトレーニングを行った。通常は、インドアサッカーとアウトドアサッカーは別物とされているが、日本では週1回このようなトレーニングが行われている。彼らの認識は私たちよりも先進的だ。彼らはインドアサッカーで個人技を最大限に引き出し、ミスの影響が大きい環境でトレーニングしている」と説明した。

また、「視察した宋会長も全く異なることを感じたようだ。特に(地元の)上海の子どもたちをはじめ、他チームから参加した子どもたちも全く(日本の子どもに)ついていけなかった。(日本の)5年生の子どもたちが(中国の)6年生の子どもたちを相手に余裕を持ってプレーする様子を見て、ボールを持っていない時の意識や攻守の切り替えがまだ遅いことが分かった。宋会長も明らかに差があると感じたようだ」と語った。このほかにも、「ドリブルの後にどのようにパスやシュートにつなげるか」「個人技をどのように効率的に向上させるか」「どのように目標に向かって指導するか」といった面から日本人コーチが熱心に指導を行ったという。

楊氏は「宋会長は日本サッカーの進歩を高く評価し、非常に認めている。多くの人が日本サッカーは技術が優れているだけだと思っているが、実際には、日本サッカーはもうとっくにその段階から進化している。20年前なら『技術が高い』という評価でもよかったかもしれず、日本のコーチたちもその点は認めている。しかし、今では個人の能力から始まり、プレッシャーの強度、攻守の切り替え、体力、オフ・ザ・ボールの動きに至るまで、まったく別物になっている。日本は技術だけだと言うのは絶対にやめてほしい」と言及した。

そして、「日本は50年計画を立てたが、私たちは50年もかける必要はない。10年で達成できる。日本サッカーが優れていることはみんなが知っているが、それは30年の試行錯誤を経て成し遂げられたものだ。宋会長は私に『日本の選手たちは15歳以降はどうするのか?』と聞いてきた。私は、彼らの多くがサッカーの殿堂である欧州に行くと答えた。(中国の選手が)15歳を過ぎてから日本に行くのでは遅いと思う。6~15歳の時期こそ日本でトレーニングするのに適している」と述べた。

これに、中国のサッカーファンからは「日本は確かに素晴らしい」「(日本は)技術だけでなく、コンビネーションが成熟し、戦術は多様、確かに学ぶべきだ」「中国と日本は同時期に発展し始めたのにこの差」との声や、「日本サッカーは彼に認められることなんて必要なのか?」「落第生が優等生の成績を認めている、という感じがするのだが(笑)」「『認める』だって?何か語弊があるのでは?」「認める?心から敬服、と言うべきだろう」といった声が上がった。

このほか、「(中国サッカー協会上層部は)何を言うかではなく、何をするかだ」「中国サッカーは若い選手が淘汰される問題や、引退後のセカンドキャリア問題を解決してこそ希望がある。30代で引退して再就職先もないのではどうしようもない」「日本は高校サッカーのシステムが整備されている」「宋会長自身もそのポジションに何年いられるか分からない。残念ながら、ここは中国だ」などのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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