日本人は台湾が大好きなはず…なのになぜ台湾に来ないのか?―台湾メディア

Record China    2025年1月11日(土) 17時0分

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台湾メディアの三立新聞網は8日、台湾が大好きなはずの日本人があまり台湾を訪れない背景について述べた台湾人YouTuberの投稿を紹介した。

台湾メディアの三立新聞網は8日、台湾が大好きなはずの日本人があまり台湾を訪れない背景について述べた台湾人YouTuberの投稿を紹介した。

記事によると、チャンネル登録者数150万人を誇る台湾人YouTubeの「cheap」氏はこのほど自身のフェイスブックアカウントで「良い知らせ。日本の旅行会社の調査で、日本人の海外旅行先として台湾が一番人気になった」とする一方、「悪い知らせ。日本人は全く自国から出ない」とし、日本人のパスポート保有率が17%、出国率が5%(台湾はそれぞれ68%、84%)と極めて低いことを紹介した。

その上で、「15年前、私が日本語学科に在籍していた頃、授業で『なぜ日本人は台湾をこんなにも愛しているのか』という文章を翻訳したことがある。その文章では、距離が近いこと、漢字が使われていること、治安が良いこと、人が親切であること、物価が安いこと、日本語が通じることなどが挙げられていた。さらには、台湾には独特の懐かしい昭和の雰囲気があるからという理由や、自動車やバイクの排気ガスのにおいがする空気が好きだからという理由もあり、印象的だった」と振り返った。

一方で、「ここ数年で台湾を訪れる日本人は大幅に減少している」とし、「その理由は円安の影響で海外旅行が高くつくこと、現在の台湾のホテル料金が安くないことに加え、台湾を訪れる日本人の多くが一度きりの訪問であることが挙げられる」と言及。「台湾は30年前に人気の故宮博物院、中正紀念堂、九份が今でもメインの観光地である一方、日本は観光大国で北海道から沖縄まで各地に独自の特色があり、(台湾のように)どこに行っても同じような観光地ばかりということがない」と述べた。

さらに、「日本は観光地の運営、維持管理にも力を入れており、質が高い」としたほか、「交通の利便性も優れており、新幹線や鉄道、バス、飛行機などが緻密な交通網を作っている。また、どこに行っても清潔なトイレがある。これが世界中の観光客を惹きつけ、何度も訪れさせる要因になっている」と分析。北海道の富良野や小樽、宮城県の松島、京都の清水寺や伏見稲荷大社、愛媛県の道後温泉、島根県の出雲大社、大分県の由布院などを挙げ、「これらの観光地をグーグルで画像検索すれば、日本人が海外旅行を好まない理由も納得できる」とつづった。

この投稿に、台湾のネットユーザーからは「日本は素晴らしい。四季折々、いろんな風景が楽しめる」「台湾は本当に多様性がないよな」「もし私が日本人なら私も日本から出ようとは思わない」「実は、台湾って外国人を惹きつけるような観光資源がない」「日本人どころか、香港人でさえ今の台湾は安くないと感じている」といったコメントが寄せられた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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