世界水泳連盟はこのほど、2024年度の各種目の最優秀選手リストを発表しました。中国飛び込みチームの全紅嬋が最優秀女子飛び込み選手に選ばれ、オリンピックに4度出場した曹縁が最優秀男子飛び込み選手に選ばれました。

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今年17歳の全紅嬋はパリオリンピックの女子シンクロナイズドダイビング10メートル高飛び込みで金メダルを獲得し、個人の10メートル高飛び込みでも金メダルを獲得しました。さらに、14歳で臨んだ東京オリンピックの女子10メートル高飛び込み決勝でも金メダルを獲得しており、中国代表チームの中で、オリンピック史上最年少で3個の金メダルを獲得した選手となりました。

全紅嬋は世界水泳連盟から最優秀女子飛び込み選手に選出されたことについて、「とてもうれしく思います。世界水泳連盟に認めていただきありがとうございます。飛び込みにもっともっと注目してください。応援してくれてありがとうございます」と話しました。

一方、「天才少女」と呼ばれることに対して、全紅嬋は、「私は天才なんかじゃありません。これまでに収めた成績は練習を積み重ねた結果であり、苦労と涙を乗り越えてきたものです」とトレーニングを振り返りました。

中国飛び込みチームはパリオリンピックで初めて8個の金メダルを独占するという快挙を達成し、新たな歴史を作りました。その中で、4度もオリンピックに出場した曹縁の功績は何物にも代えがたいとされています。

今年29歳の曹縁は高飛び込みと板飛び込みの両方に長けた選手です。2012年ロンドンオリンピックの男子シンクロナイズド10メートル高飛び込みで優勝し、2016年リオデジャネイロオリンピックの個人3メートル板飛び込みで金メダルを獲得し、さらに東京オリンピックでは初めて男子10メートル高飛び込みを制覇し、世界で初めて飛び込みの3種目で金メダルを獲得した選手となりました。2023年の初めに肩の手術を受けた後、競技に復帰するため1年近くをかけて身体機能と技術面の回復に努め、最終的にパリオリンピックの10メートル高飛び込みで2連覇を果たしました。

常に控えめな性格の曹縁は「天才は努力から生まれる」ことを証明しています。曹縁は世界水泳連盟から授与された最優秀選手トロフィーを片手に、「より良い選手になるためにもっともっと努力していきたいと思います」と意気込みを語りました。（提供/CRI）