CRI online 2024年12月25日(水) 12時50分
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北京市内の故宮博物院の文華殿でこのほど、「文明の先駆け――凌家灘文化玉器展」が始まりました。
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凌家灘遺跡は中国中部の安徽省馬鞍山市含山県にある今からおよそ5800~5300年前の遺跡で、同時期に長江下流域で発見された集落遺跡としては面積が最大で最も完全に保存されている遺跡です。発見されたのは1985年で、大量の玉器が出土したため、紅山文化、良渚文化と並んで「紀元前三大玉文化センター」と呼ばれています。
今回の玉器展は故宮博物院と安徽省文化観光庁(安徽省文物局)、馬鞍山市人民政府の共催によるもので、考古文化財を所蔵する博物機関5カ所の399点(セット)余りの重要な文化財が展示され、最新の考古成果が紹介されています。展覧会は6つのセクションからなり、5000年にわたる中華文明における凌家灘の輝かしい光景を生き生きと展示しています。故宮博物院は凌家灘遺跡から出土した玉器104点を所蔵していますが、今回の玉器展では凌家灘遺跡で出土した玉器が初めて一堂に集められ展示されています。また、多くの貴重な文化財は初公開です。
今回の玉器展では、マルチメディアの技術により「王者の墓」の形状や副葬品も紹介されています。うち玉石豚は現在のところ、中国国内で発掘された同時期の玉石の彫刻作品のうち最も大きくて最も重いものです。
凌家灘文化、紅山文化、良渚文化では、いずれも「介」字型の玉冠が発見されていることから、三大玉文化の間に密接なつながりがあったと見られています。(提供/CRI)
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