トヨタ、中国にレクサスEV新工場建設へ=中国ネット「やっぱり中国市場に依存」

Record China    2024年12月25日(水) 15時0分

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24日、トヨタ自動車がレクサスブランドの電気自動車(EV)工場を建設するという情報が中国のSNS微博で紹介され、注目を集めた。

2024年12月24日、トヨタ自動車がレクサスブランドの電気自動車(EV)工場を建設するという情報が中国のSNS・微博(ウェイボー)で紹介され、注目を集めた。

複数のメディアが報じたところによると、トヨタは上海市で高級車ブランドであるレクサスのEVを生産する新工場を単独資本で設立する方針を決めた。同社はこれまで中国資本との合弁形式で工場を設けてきたが、単独での工場運営は初めてとなる。今後同市内に用地を確保して建設を進め、27年前後の生産開始を目指すという。

このニュースに対して微博で170万人のフォロワーを持つ自動車ブロガー「蔡試場」氏は「レクサスは認知度があるものの、レクサスのEVとなるとどれだけ認知されているかが問題。国内生産に乗り出すということはトヨタも自信を持っているのだろう。それに外資規制緩和の政策との兼ね合いももちろんあるはずだ」と評した。

また、あるブロガーは今年6月にレクサスが上海に工場を作るかもしれないという情報がネット上で流れており、その際に「テスラが18年に中国工場を建設した時には市場が活気づいたが、今レクサスが工場を作っても何も響かないのではないか」という意見が出ていたと紹介した上で、レクサスの人気が非常に高かった10年前に「中国工場を建てて販売を伸ばすべき」との意見が出る中でトヨタは「輸入車としての血統を守ることが競争力確保の上で重要」という認識を示していたと指摘。それが今になって国内工場を建設しようというのは「遅きに失したとしか言えない」との見方を示している。

この件について、中国のネットユーザーは「レクサスは05年に中国進出した時点で国内生産すべきだった」「そのころにはトヨタの固体電池が見られるかもしれないな」「中国国内はEVのサプライチェーンが完全発達してるからね」「たとえ中国で売れなくても、中国の強力なサプライチェーンを武器に海外で販売できる」「上海はフォルクワーゲン、GM、テスラが来て成功した場所。そしてまたトヨタもやってくるんだな」「日本の自動車はやっぱり中国市場に依存している」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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