韓国で中国ビールの輸入半減、代わりに日本ビールが大躍進=韓国ネット「外国から笑われそう」

Record Korea    2024年12月25日(水) 10時0分

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24日、韓国・朝鮮ビズは「小便ビール事件から1年…中国ビール輸入は半減、空席は日本ビールが埋めた」と題した記事を掲載した。

2024年12月24日、韓国・朝鮮ビズは「小便ビール事件から1年…中国ビール輸入は半減、空席は日本ビールが埋めた」と題した記事を掲載した。

昨年10月、中国のSNSでビールの原料を保管する倉庫らしき場所で放尿する男性の姿をとらえた動画が拡散された。のちに中国を代表するビールの一つ、青島ビールの第3工場であると報じられた。この「放尿事件」を受け、韓国でも輸入会社と関連当局が「当該ビールは国内に入ってきていない」としたものの消費者の反応は冷たく、事件から1年ほど経った現在、中国産ビールの輸入量は半減した。代わって販売を伸ばしたのは日本産ビールだという。

関税庁輸出入物流統計システムによると、年初~10月の日本からのビール輸入量は7万6700トンだった。10~12月期は酒類消費量が平均より増えることを考慮すると、通年輸入量は過去最高を記録した18年(8万6700トン)に迫ると見込まれている。

同期間、中国からのビール輸入量は2万1100トンにとどまった。コロナ禍前の半分にも届かない。年末の物量を考慮しても2万5000トンを超えるのは困難とみられている。中国からの輸入は19年(5万8200トン)がピークだった。

中国ビールは10年代の半ばから韓国市場でシェアを伸ばし始めた。中国料理・羊肉串のブームで専門店が増えた時期と重なる。ソウル市によると、市内の羊肉串専門店店舗数は10年に313軒だったのが、17年には643軒まで増えている。青島ビールも「羊肉串には青島」という広告で名前を知られるようになったという。

一方、日本のビールは10年から18年まで輸入ビール市場不動の1位の座を守る人気ぶりだったが、19年7月から日本製品不買運動が始まったことで輸入量が急減した。18年は8万6700トンまで伸びたが、20年には6500トンに落ち込んでいる。しかし、コロナ禍が明け不買運動の勢いも落ち着き、日本ビール輸入量は徐々に増え始めた。22年5月を基点に、日本ビールは輸入量と輸入額、いずれも伸び続けているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「あんな動画が出回ってもまだ買う人がいるとは」「それでも金を出して買う人がいるなんて不思議だ」「まだ青島ビールを扱ってる店は何を考えているのか」「日本の政治は嫌いだが日本のビールはおいしい」「外国から笑われそう。ノージャパンを叫んで青島を飲んでたら放尿事件が起きて、また日本に戻ってるんだから(笑)」「ノー・ノージャパンだな」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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