国連安保理、米国代表の発言に中国代表がこらえきれず笑う―中国メディア

Record China    2024年12月20日(金) 11時0分

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19日、中国メディア・長安街知事は、国連安全保障理事会の会議において中国の耿爽(グン・シュアン)国連次席大使が米国代表の言い間違いに笑う一幕があったと報じた。写真は耿氏。

2024年12月19日、中国メディア・長安街知事は、国連安全保障理事会の会議において中国の耿爽(グン・シュアン)国連次席大使が米国代表の言い間違いに笑う一幕があったと報じた。

記事は、国連安保理が米ニューヨークで現地時間18日午後に開いた朝鮮半島情勢に関する公開会議で、耿氏が「一部の国が冷戦思考やゼロサムゲームに固執し、半島情勢を操りながらインド太平洋戦略を加速させ、地域の軍事同盟を強化している。また、特に朝鮮半島およびその周辺地域における軍事力投入や戦略資産配備を強化することで、中国を含む地域諸国の安全利益を著しく損なっている」と名指しを避けつつ米国を非難したことを伝えた。

また、耿氏が続けて、安保理が半島問題を扱う上で一方的な圧力や政治的パフォーマンスがあってはならない主張するとともに「中国は安保理常任理事国として、すべての対朝決議を真摯(しんし)に履行し、国際的な義務を果たしている。同時に、朝鮮半島に近い隣国であり責任ある大国としても、対話の早期再開や半島の平和と安定の維持、そして北東アジアの長期的な安定に向け、建設的な役割を果たしている。関係各国が中国とともに努力を続けることを期待している」と呼びかけたことを伝えた。

一方で、耿氏の発言後に米国代表が「中国はロシアの違法行為に対して政治的な後ろ盾を提供し、朝鮮に度胸をつけさせ、弾道ミサイルの発射やその他危険な挑発行為を続けさせている」と中国を名指しで批判したと指摘。これに対し、耿氏が「本来なら発言するつもりはなかったが、米国代表が発言の中で繰り返し中国を名指ししたため」と断りを入れた上で「あなたが朝鮮半島問題に関する中国の政策と立場を歪曲し、中傷したことは全く受け入れられない。中国は責任ある大国として、また安保理常任理事国として、一貫して国連憲章の目的と原則に基づき、平和的な方法で紛争を解決する立場を取ってきた。これからもこの姿勢を貫くだろう」と反論するとともに、米国に対して「問題解決のために実質的な役割を果たすよう望む」と求めたことを伝えた。

記事はその上で、米国代表が耿氏の反論に応じる中で「直接の応答は控えるが、現在重要なのは中国がロシアの行動を支援しているか否か、また韓国を守っているか否かだ」と発言したことを紹介。「米国代表が事実を無視して中国を非難し続けた上、韓国(ROK)と北朝鮮(DPRK)の名称すら混同した。これには耿氏も思わず笑ってしまった」と報じた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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