人民網日本語版 2024年12月22日(日) 5時0分
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四川省食用キノコ研究所が進める「粉耳」(ピンク色のキクラゲ)の多糖体の研究で重要な進展があった。
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四川省食用キノコ研究所の李小林(リー・シャオリン)博士のチームによると、同チームが進める「粉耳」(ピンク色のキクラゲ)の多糖体の研究で重要な進展があり、抽出された酸性多糖体「YL-D2N2」が抗酸化活性を持ち、細胞の老化をある程度抑制できることが分かった。これに関連する研究成果はこのほど、国際的学術誌「International Journal Of Biological Macromolecules」に掲載された。新華社が伝えた。
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同チームは2020年8月、成都獅子山でピンク色のキクラゲを発見し、実験室に持ち帰り研究を行った。22年にこのキクラゲの栽培化に成功し、中国初のピンク色のキクラゲ新品種「粉耳1号」と認定された。
同チームは「粉耳1号」子実体を研究材料に、その粗多糖体から酸性多糖体「YL-D2N2」を分離するとともに、多糖体構造の予測を行った。この多糖体はラムノース、ガラクトース、ブドウ糖、キシロース、マンノース、グルクロン酸から構成されている。抗酸化活性評価の結果、酸性多糖体「YL-D2N2」はスーパーオキシドアニオンラジカルにのみを標的にした消去能力を持つことが分かった。
李氏は、「本研究は『粉耳』の多糖体の活性成分の開発の基礎を提供するだけでなく、特定の生物活性を持つ天然多糖体の開発に新たな方法も提供しており、高い科学的価値と幅広い潜在的な応用可能性を持っている」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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