2014年9月20日、斉魯晩報によると、李氏朝鮮時代の英雄・李舜臣（イ・スンシン）将軍を主人公に韓国で大ヒットした歴史映画「鳴梁」が、最近の良好な中韓関係を追い風に中国でもスピード公開が決まった。「朴槿恵（パク・クネ）大統領ご推薦」をうたい文句に、中国でのヒットを狙っている。

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中国ではこれまで、韓国で大ヒットした「グエムル−漢江の怪物−」「スノーピアサー」「10人の泥棒たち」などでも、韓国での封切りから半年から1年遅れで公開されることが通常だった。しかし、最近の中韓映画界はいわば「蜜月状態」。「ラスト、コーション」主演の中国人女優タン・ウェイ（湯唯）が、出演した韓国映画「レイトオータム」のキム・テヨン監督と結婚したほか、中韓当局が映画撮影における協力協定を締結するなど、良好な関係が続いている。

16世紀の文禄・慶長の役で朝鮮水軍が豊臣秀吉率いる日本の大軍に勝利した海戦を描いた「鳴梁」は、「抗日」の一点で中韓双方の共感を得やすい作品。中国でのスピード公開の追い風になったとみられる。（翻訳・編集/AA）