Record China 2024年12月14日(土) 5時0分
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中国の消費は「個性」と「理性」が共存し、健康関連が成長分野になっていると、国営メディアが報道。「業者は消費者の信頼感と満足度を高める必要がある」と指摘した。写真は中国のスポーツ ジム。
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中国の消費は「個性」と「理性」が共存し、健康関連が成長分野になっていると、国営メディアが報じた。この中では「業者は製品・サービスの質とコストパフォーマンスに一層の注意を払い、消費者の信頼感と満足度を高める必要がある」と指摘した。
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国営新華社通信によると、中国国家市場監督管理総局発展研究センターはこのほど、消費産業向けテクノロジー企業の北京値得買科技傘下の研究機関、値得買消費産業研究院と共同で「2024年国内消費財の第3四半期(7~9月)消費品目とユーザー心理に関するデータモニタリング報告書」を発表した。
報告書は「足元の消費市場には理性消費と個性化が同時に存在する傾向がみられた」と分析。「総合的な保健活動『大健康』分野のオンラインとオフラインの融合的な消費が新たな成長分野となり、消費者が健康管理と予防医学への重視を強め、質の高い健康関連サービスと文化コンテンツの人気が高まり続けていることが明らかになった」とした。
品目別に見ると、7~9月は複数の品目で消費が大幅に増加し、中でも自動車の前年同期比増加指数は4.0、パソコン・デジタル機器は3.0、ベビー・マタニティー用品は2.9となった。一方、客単価は低下し、下げ幅はそれぞれ2.8%、5.4%、8.3%だった。これは消費者が質を求めると同時にコストパフォーマンスを重視し、より理性的な購入体験を追求していることを物語っている。
医療・健康、生鮮食品などの消費も増加傾向を示し、消費者の健康と栄養に対する関心の高まりを反映した。モニタリングデータによると、これら2品目の前年同期比増加指数はそれぞれ2.6、2.7で、消費者が日常生活において健康管理と栄養摂取を一層重視しつつあることが判明した。話題度から見ると、医療・健康に関するコンテンツの発表数が前年同期比96.7%増加し、消費者が健康管理と予防医学に対する重視を強めていることが分かった。
さらに「中国伝統医学・摂生」「健康知識の普及」「家庭教育」などに関する議論が白熱し、健康管理や文化・教育に関する高い関心をうかがわせた。
消費心理の面では前向きな心理の割合が最も高かったのが観光・旅行(93.4%)、文化・娯楽(92.7%)、ペット用品(91.7%)で、消費者は個性的、品質志向の消費を追求している。こうしたことから、記事は「業者は製品デザイン、生産・加工、プロモーションを行うに当たり、製品・サービスの質とコストパフォーマンスに一層注意を払い、消費者の信頼感と満足度を高める必要がある」と促した。(編集/日向)
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2024/12/13
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