南水北調プロジェクト中線通水10周年、北京市民は南からの水を飲む―中国

CRI online    2024年12月12日(木) 19時50分

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12日は南方の水を調達して北方に送るプロジェクト「南水北調」の中線での通水が始まって10周年です。資料写真。

12日は南方の水を調達して北方に送るプロジェクト「南水北調」の中線での通水が始まって10周年です。同プロジェクトによって調達され、北京に送られた水は現在までに累計106億立方メートルを超えています。

南水は丹江口ダムから1200キロ以上を北上して北京に到着した後、まず南西部の大寧調圧池に入ります。

北京に入った水は主に地下水路とパイプラインによって運ばれます。2014年末に中線プロジェクトの通水が始まってから、北京では地下の「送水巨竜」を建設しました。この地下「送水巨竜」は北五環路、東五環路、南五環路に添って流れ、西四環路を通る中線の主幹線とつながる全長107キロの給水環状水路を形成しています。

北京は常住人口2100万人以上の超巨大都市で、南水が導入される前の1人当たり水資源量はわずか100立方メートルと、国際的な極度の水不足の基準値である年間500立方メートルをはるかに下回っていました。中線プロジェクトの通水開始後、北京には既に累計106億立方メートルの水が送られ、現在では1600万人以上の北京市民がこの水を飲んでいます。

北京の重要な地表水源地である密雲ダムでは、南からの水が北京に導入される以前の2013年の貯水量はわずか8億立方メートル程度でしたが、今年の10月29日には、貯水量が35億8100万立方メートルに達し、ダムの完成後60年以上経つ中で歴史的な記録を樹立しました。(提供/CRI

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