2014年9月21日、国連総会に向けて出発した岸田文雄外相は、中韓との外相会談を今回の目標としている。外相会談を足がかりとして、今秋北京で開催されるAPECでの首脳会談につなげたい意向だ。RFI中国語版が伝えた。

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領土問題、歴史問題で対立が続く中国、韓国も国連総会に出席する。岸田外相が中韓それぞれとの個別会談を行い、関係を改善させられるかどうかが焦点となっている。

岸田外相は成田空港で取材に対し「最後になるまでわからない。機会をしっかり捉えて、積極的に動いていく」と述べた。外務省によると、韓国の尹炳世（ユン・ビョンセ）外相との会談はすでに具体的な日程の調整段階に入っており、中国の王毅（ワン・イー）外相との会談も求めている。

22日からは、日中経済協会が大企業幹部200人からなる訪中団を派遣するが、これも安倍首相と習近平（シー・ジンピン）国家主席との首脳会談に向けた環境整備になるものと期待されている。（翻訳・編集/岡本悠馬）