ノーベル文学賞授賞式、韓江さんの作品には「白と赤が共存する」と評価=韓国ネット「この国に一筋の光」

Record Korea    2024年12月12日(木) 9時0分

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11日、韓国・毎日経済によると、「スウェーデン・アカデミー」が10日、韓江さんの作品の世界観について「究極的には真実を追求している」と述べた。写真はストックホルム・コンサートホール。

2024年12月11日、韓国・毎日経済によると、ノーベル文学賞の選考を行う機関「スウェーデン・アカデミー」が10日(現地時間)、アジア女性初のノーベル文学賞を受賞した韓国の作家・韓江(ハン・ガン)さんの作品の世界観について「究極的には真実を追求している」と評価した。

記事によると、同機関のエレン・マッソン委員は同日開催されたノーベル賞授賞式での演説で、韓江さんの主要作品には「白」と「赤」が共存していると分析し、「白は彼女の作品にたびたび登場する雪で、語り手と世の中の間に保護膜をつくる役割をしているが、悲しみと死の色でもある」「赤色は人生、そのまた一方では苦痛と血を意味する」と説明した。

また「彼女の(作品の中の)声は魅惑的なほど柔らかいかもしれないが、言葉では言い表せない残酷さと、取り返しのつかない喪失感について話している」とし、「白と赤は韓江さんが作品の中で振り返る歴史的経験を象徴する」と強調した。

さらに、韓江さんの作品は「決して忘れることを目標としてない」とし、「登場人物は傷ついて壊れやすく、ある意味では弱いが、彼らはまた別の一歩を踏み出したり、質問を投げかけたりするだけの十分な力を持っている」と説明したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「おめでとう。韓国国民は最高だ」「かっこいい」「これで韓国もノーベル賞保有国」「韓国の文化が世界に認められつつあるね」「心から誇らしい。これからも素晴らしい作品を待っています」「混乱に陥っているこの国に一筋の光が差し込んだかのようなうれしいニュース」「ノーベル文学賞と非常戒厳令が共存する韓国の2024年」「大々的に祝われるべきことなのに、時期が悪かった」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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