人民網日本語版 2024年12月10日(火) 15時30分
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中国の女性がカニやスイカ、鳳凰の冠などをケーキで再現し、話題になっている。
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タチウオやスイカ、上海ガニといった普段の食卓に並べられている食材が、浙江省杭州市に住む女性・馮一朵(フォン・イードゥオ)さんの手にかかると、たちまちこれらをリアルに再現したケーキとなる。
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これらのリアルなケーキを作りあげた「マジシャン」のような馮さんは当初、娘に特別なケーキをサプライズでプレゼントしたいと思い、いろいろなものをモチーフにしたリアルなケーキを作ることを思いついたのだという。そして、グラフィックデザイナーからパティシエに転身して今年ですでに10年近くになり、これまでにさまざまなモチーフのケーキを作ってきたほか、盆栽やデッサンといったユニークな要素もケーキに取り入れてきた。
馮さんはこのほど、明代の孝端顕皇后の鳳凰の形の冠をモチーフにしたケーキを作り、その過程をソーシャルメディアで紹介したところ、瞬く間に2000人以上から「いいね!」が寄せられた。
馮さんは「最近、北京の国家博物館の鳳凰の形の冠が大きな話題になっていた。9月に見に行きたいと思ったが、予約が全然取れなかった。そこで、これをケーキで再現できないかと、突然ひらめいた」と話した。
鳳凰の形の冠をケーキで再現するために、馮さんはまずたくさんの資料をチェックし、冠がどのような構造になっているのかひも解いていった。資料によると、冠には金の竜が9匹、翠鳳が9羽があしらわれていたほか、天然のルビーが約100個、真珠が約5000個散りばめられていた。そこでシュガーフォンダントでこれらの飾りを一つずつ丁寧に作り、食用色素で細かい部分まで色付けしていった。そして最後に、これらの飾りをスポンジケーキに順番に飾りつけていった。こうして3日かけて、鳳凰の形の冠をリアルに再現したケーキがついに完成した。
ネットユーザーからは「素晴らしい。食べるのがもったいない」「どれだけの忍耐力を必要とするのだろうか?」といった称賛のコメントが次々と寄せられた。
馮さんは「鳳凰の形の冠をケーキで再現することで、より多くの人にその背後にある中国の伝統文化を知ってもらうことができ、とても意義がある。ケーキは西洋のお菓子だが、ケーキを通じて、さらに多くの中国の伝統文化の要素を再現できれば、より多くの人に伝統文化独特の魅力を感じてもらうことができるかもしれない。今後は中国式菓子としてのケーキでいろいろと再現していきたい」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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