外資系金融機関、中国での市場開拓を加速

CRI online    2024年12月9日(月) 12時30分

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外資系金融機関が中国で市場開拓を加速しています。

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一連の金融開放措置の実施に伴い、中国金融業の高いレベルでの対外開放が整然と拡大しており、開放型金融体系の形成が加速しています。こうした動きは中国企業の海外進出を効果的に支えているだけでなく、優れた資本が中国に導入され、中国の金融市場の建設に加わることで、発展のチャンスを共有することにもつながっています。

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今年に入ってから、中国の金融監督管理当局は金融業の高いレベルでの対外開放推進に向け、多くの措置を打ち出しました。例えば、海外の投資者により多くの投資チャンネルを提供し、債券などの人民元資産保有に対する外資の信頼を強化するため、債券市場の相互接続メカニズムの改善を推進しています。現在、海外の投資者が保有する中国の人民元建て債券は4兆元(約82兆5000億円)を超えています。人民元の国際化も着実に推進されており、2024年1~8月の商品貿易における人民元での受け払いは国境を越えた受け払い総額の26.5%を占めるまでになっています。


近年、中国の金融サービス業への市場参入は大幅に緩和され、銀行、証券、ファンドマネジメント、先物、生命保険分野における外資の持株比率制限が完全に撤廃され、外資系金融機関の中国での市場開拓が加速し続けています。

データによると、今年6月末時点で、中国に設立されている外資系法人は41社、外資系および香港・マカオ・台湾地区の銀行の支店は116店、代表事務所は127、営業拠点は860か所となっています。また、外資系銀行の中国における総資産は3兆8700億人民元(約79兆8000億円)に上っています。さらに、海外の保険会社は中国で合計67社の外資系保険会社を設立しており、その総資産は2兆6700億人民元(約55兆1000億円)に達しています。


今年5月には、ベルギーに本拠を置く保険会社グループのエイジアスが、中国太平保険グループの太平養老保険有限公司に10億7500万元(約221億8000万円)の追加投資を行って太平養老の株式の10%を取得しており、外資系保険会社も中国の保険市場に対する投資を増やし続けています。(提供/CRI

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