中国メディアの北青網や捜狐千里眼などによると、中国の臨沂市、西安市、済南市、長沙市で7日、貧困学生や失業者を対象としたダウンジャケット計500着の無料配布イベントが行われたが、受け取った人の中に米アップルのスマートフォン「iPhone」を手に持ち米ナイキのスニーカー「エアジョーダン」を履いた対象外とみられる人もいたと不満の声が挙がった。

このイベントは、番組司会者や作家、歌手、画家として活動する大冰（ダービン）さんが手掛ける居酒屋チェーンが主催したもの。

済南の配布場所には受け取りを希望する300～400人が集まった。一部の人が列に割り込むなど混乱が生じ、近隣店舗の営業に迷惑がかかったことから、イベントは途中で中止となった。

長沙でのイベントで受け取ったとみられる人によるフリマサイトへの出品も確認された。

イベント関係者によると、現場では受け取り対象者かどうかについて、簡易的な見分けを行ったが、詳しい確認は行わなかったという。（翻訳・編集/柳川）