中国でバリケードの売り上げが急増、車で突っ込む無差別殺傷事件が相次ぎ―仏メディア

Record China    2024年12月10日(火) 7時30分

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仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版は8日、自動車が人々に突っ込む無差別殺傷事件が相次いでいる中国で、自動車進入防止用のバリケードの売り上げが急増していると報じた。

仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版は8日、自動車が人々に突っ込む無差別殺傷事件が相次いでいる中国で、自動車進入防止用のバリケードの売り上げが急増していると報じた。

今年11月11日、広東省珠海市のスポーツセンターで男が故意に人々に突っ込んだ事件で35人が死亡、43人が負傷した。記事によると、この事件の後、各地の学校、公園、広場などの公共施設に新たに大量のバリケードやガードレールが設置されたという。

広東省佛山市では今月初め、一夜にして学校の校門前に太い石の柵(ポール)が設置されたほか、警備員が駐留するようになった。ただ、「安心」との声がある一方で、非常時に消防車などが校内に入れないことを懸念する声も上がっている。

福建省泉州市晋江市で石材加工工場を経営する陳(チェン)さんによると、11月以降、福建省や広東省などの学校から花崗岩製の車両進入防止用バリケードの注文が増えた。人気なのは台座が付き、上部が球形になっているポール型のもので、最も安価な種類。販売数は例年の数倍に上っているという。

記事によると、中国の検索エンジン・百度(バイドゥ)では珠海市の事件後、「バリケード」や「ガードレール」といったキーワードによる検索が3倍に増加したという。

このほか、各地の警察も学校での安全演習を実施しているといい、甘粛省白銀市では今月3日、車が学校に進入し、刃物を持った犯人が人を襲うという想定で演習が行われた。

中国では昨年1月、広州市天河区の交差点で車が横断歩道を渡る人の列に突っ込む事件があったほか、今年11月19日にも湖南省の小学校近くで車が児童や保護者に突っ込む事件が起きている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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