「カシミヤ100%」のニット、調べたら「ウール100%」―中国

Record China    2024年12月9日(月) 7時30分

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6日、香港メディア・香港01は、「カシミヤ100%」として購入したニットが、実際は「カシミヤ0%」の偽装商品だったことがわかり購入した男性が憤慨していることを報じた。

2024年12月6日、香港メディア・香港01は、「カシミヤ100%」として購入したニットが、実際は「カシミヤ0%」の偽装商品だったことがわかり購入した男性が憤慨していることを報じた。

記事は、江蘇省蘇州市の男性が11月2日、オンラインで「カシミヤ100%」のニット2着を376元(約7800円)で購入したと紹介。カシミヤにしてはあまりにも安すぎると思い店に問い合わせ、「在庫処分」と言われてその時は納得したものの、いざ商品が到着して試着してみると本物のカシミヤにはない窮屈な感じがしたと伝えた。

男性は再び店に問い合わせたものの、店側はあくまで「純カシミヤだ」と主張を曲げず、着るほどに柔らかくなって着やすくなると説明した。納得のいかない男性は浙江省嘉興市にある国家ニット品質検査センターに検査を依頼。検査センターは同18日、男性が購入したニットの成分が「めん羊(ウール)100%」であり、カシミヤは一切含まれていないとする検査結果を発行した。

記事は、カシミヤが1キロ700〜800元(約1万4400〜1万6500円)であるのに対し、ウールは1キロ2〜3元(約40〜60円)となっており、価格差が300倍程度だと紹介。男性が再び店と連絡をとってクレームをつけたところ、店側はなおも「カシミヤ100%」と表示された「検査報告」を提示するなどあくまで純カシミヤであることを強調した一方で「返品は受け付ける」との態度を示したと伝えた。

男性は経営者が消費者を欺く商品、サービスを販売した場合に適用される「消費者権益保護法」の規定に基づく「返品+3倍額の賠償」のほか、検査費用などの補償をECプラットフォームに求めているものの、プラットフォーム側は応じる姿勢を見せていないという。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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