日本はなぜ衰退したのか、中国のSNSで議論=「言えないこともある」「失われた30年は…」

Record China    2024年12月5日(木) 6時0分

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3日、中国のSNS微博で、日本が衰退した理由についてある点を示唆する書き込みが多くのユーザーの目に止まり、議論が繰り広げられた。

2024年12月3日、中国のSNS・微博(ウェイボー)で、日本が衰退した理由についてある点を示唆する書き込みが多くのユーザーの目に止まり、議論が繰り広げられた。

110万人のフォロワーを抱える時事評論ブロガー微博アカウント「李建秋の世界」は3日、「日本の衰退について専門家は負債がかさんだ『バランスシート不況』によるものだと言う」とした上で、9月に報じられた日本の国産飛行機エンジン開発に関する日本メディアの記事を紹介した。

同アカウントは紹介した記事の内容について、日本が1987年に純国産戦闘機開発を決定した際に米国が「日本が自主開発するには技術的な実力が不足しており、F-16戦闘機を参考に日米共同開発すべき」としたこと、当時の日本で「技術的な実力が不足」していたのは航空機エンジン技術のみでレーダーやミサイルなどについては先進技術を確保していたこと、米国から「自主開発を諦めなければエンジンを提供しない」と圧力をかけられたことで国産戦闘機全体の自主開発を断念せざるを得なくなったことをポイントとして挙げている。

その上で「日本の産業はどうして衰退したのか。どうして日本製の飛行機は遅々として開発が進まないのか」と疑問を提起した上で、「もういい。はっきりと言えないこともあるものだ。ではバランスシート不況について議論しようか」と含みを残して書き込みを終えた。同アカウントは「米国の圧力によって日本の産業や経済は衰退した」という考えを持っているようだ。

この書き込みに対して、中国のネットユーザーは「軍事分野については発言しないほうがいい」「日本の失われた30年は、まさに米国に抑圧された30年。その根源は地政学であり、経済的な原因ではない」「いわば日本は米国の操り人形。今の生かさず死なせずの状況から脱するには、操り人形が変化する必要がある」「日本の軍需産業が米国に押さえつけられたという説は自分もかつて信じていたが、ここ数年の状況を見ると日本の衰退はやはり日本自身に問題があるんだと思う」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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