中国の習近平国家主席は3日午後、北京市内の釣魚台国賓館で、中国を公式訪問中のネパールのオリ首相と会談しました。

習主席は「来年は中国とネパールの国交樹立70周年を迎える。中国はネパールとの関係を周辺外交における重要な位置に据えており、両国の発展と繁栄に向けた世代友好の戦略的協力パートナーシップが新たな、より大きな発展を遂げるよう推進していきたい」と指摘しました。

習主席はまた、「中国は引き続きネパールとの実務的な協力を深め、『一帯一路』の質の高い共同建設を進め、交通、電力網、通信などにおける相互連結を強化し、中国企業のネパールへの投資と事業展開を奨励する」と述べた上で、「ネパールが中国で2025年を『ネパール観光年』と発表したことを支持し、ネパールの友人がビジネス、観光、留学で中国を訪れることを歓迎する」と強調しました。

オリ首相は「チベットと台湾は中国領土の不可分な一部であり、ネパールは一つの中国の原則を断固として堅持し、いかなる勢力がネパール領内で反中活動を行ったり中国の利益を損なったりすることも許さず、いかなる国が中国の内政に干渉することにも反対する。ネパールは中国と多国間協力を強化し、グローバルサウスの共同利益を守っていく」との考えを示しました。（提供/CRI）