人民網日本語版 2024年12月4日(水) 7時30分
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内モンゴル自治区根河市は豊富な資源で氷雪観光が人気となっている。
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大興安嶺地区の奥深くに位置する根河市は内モンゴル自治区で最も緯度の高い地域の一つで、最低気温がマイナス58度と記録されており、「中国の冷極」と呼ばれている。このような極寒の気候条件は、同市が南極のペンギンを誘致する上で恵まれた自然環境を提供している。新華社が伝えた。
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同市は極地体験ができるようにするため、ペンギンを誘致しただけでなく、スノーモービルなどの極地体験のための設備を導入し、中国の南極長城基地や南極泰山基地の縮尺模型を設置し、極地学習プログラムを開発し、極地写真の展示を行うなどしている。
ペンギン館を出ると、中国冷極村に並んだ丸太組構法のログハウスから炊事の煙が幾筋も立ち上り、高く掲げられた大きな赤い提灯は厳寒の夜にぬくもりを添えていた。たくさんの観光客が極地氷雪楽園でアイス・スノーアクティビティーを体験していた。上海から来た王さんは「キャタビラ車に乗って海のように広い森の雪原を進むと、忘れられない自由で刺激的な感覚を味わえる。ここの冷凍梨、『氷糖葫蘆(ビンタンフールー。サンザシなどを飴がけにした中国の伝統菓子)』、『森林八大碗(山菜、キノコ、放し飼いのトリやブタの肉を使用した8皿の料理)』などの特徴的なグルメも非常に味わい深い」と話した。
敖魯古雅使鹿部族景勝地では、森林の中で童話の世界のような結婚式が行われていた。トナカイが美しく飾られたそりを引き、新郎新婦を載せて広大な雪原をギャロップで駆け抜けた。新婦の劉暢さんは「トナカイ、舞い降りる雪、森、ここにあるすべてのものが童話のように素晴らしい」と興奮気味に語った。
ここ数年、根河市は文化と観光が融合した質の高い発展を基調とし、「冷極、氷雪、文化」の三つの重点分野を中心に、「中国冷極」と「敖魯古雅」の二つのブランドの独自性を際立たせ、「寒冷資源」を活性化して「温暖効果」を生み出している。現時点で、2024年の同市の観光収入は前年同期比11%増の15億2200万元(約320億円)に達し、観光客数は同13.5%増の延べ130万4100人に達している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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2024/12/3
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