中国南極中山国家大気圏観測ステーションが正式稼働、世界の気候変動対応を支援

CRI online    2024年12月3日(火) 14時50分

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中国南極中山国家大気圏観測ステーションが1日、正式に稼働しました。

中国南極中山国家大気圏観測ステーションが1日、正式に稼働しました。同ステーションは南極の大気成分の濃度変化に対して連続的かつ長期的な観測を実施し、南極地域の大気成分とその関連特性の平均状態をリアルに反映し、気候変動に対する世界の対応を支援します。

南極は世界の大気環境観測で重要なバックグラウンドとなる地域です。中国気象科学研究院全球変化・極地気象研究所の丁明虎所長は、中山ステーションは南極大陸東部のラーズマンヒルズに位置し、その観測データは独特な地理的優位性と科学的価値を持ち、南極大陸の大気背景の長期的な変化と法則、成層圏-対流圏の交換プロセス、多圏層相互作用メカニズム、人類の活動が世界に与える影響の探究に役立つと述べました。また、気象科学調査隊員は長年連続して越冬ミッションを遂行しているのに加え、観測データは南極の長年にわたる大気成分の組成と変化を忠実に「復元」することを確保できるとのことです。

現在、中山ステーションにはオゾン、大気化学、エアロゾルなど7種類の気象要素をカバーする総合観測システムが構築されています。同ステーションは南極の雪氷および空間特殊環境と災害国家野外科学観測研究ステーションの重要な構成部分として、その大気成分観測データは世界気象機関の「南極『オゾンホール』公報」、中国気象局の「極地気候変動年報」にすでに組み入れられ、科学者にもたびたび使用され、極地気象と気候変動、極地大気化学などの分野における科学研究推進の一助となっています。(提供/CRI

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