5分で到着する「空の宅配便」、武漢にドローン物流配送航路12本が開設―中国

人民網日本語版    2024年12月1日(日) 7時0分

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武漢にドローン物流配送航路12本が開設した。

新鮮な海産物を市場から直線距離で5キロメートル先の料理人の手元まで届けるのに、最短で何分くらいかかるだろうか。答えは5分だ。人民日報が伝えた。

これは湖北省武漢市にある漢口北低空港から市内のレストランまで「空の宅配便」を届けた場合のスピードだ。 宅配便を運ぶドローン操縦士の邵章縦(シャオ・ジャンツォン)さんによると、「空の宅配便」を輸送するドローンの飛行高度は200メートル以下で、すべての航路に固定的な離着陸スポットがあり、航路に基づいて自動的に離着陸することが可能だ。

邵さんはドローンに搭載されたカメラとレーダー設備を通じ、指揮センターのモニターで「空の宅配便」の位置、速度、前方にある建築物などの状況をリアルタイムで確認できる。「ドローンが飛行過程で障害物に遭遇した場合は自動的に空中浮遊し、飛行過程で通信が途絶えるようなことがあれば、自動帰航システムによって同センターまで戻ってくる。飛行過程での傾きが60度を超えたり、下降速度が秒速7メートル以上になると、自動的にパラシュートが開いて地面に着陸するようになっている」と述べた。

邵さんは、「ドローンは自動運転が可能だが、操縦士は無人航空機操縦者技能証明書を取得しなければならず、これにより突発的な状況が発生した時に手動操作に切り替えることが可能になる。新しいドローンは累計飛行時間が100時間になると、1回目のフルメンテナンスが行われ、プロペラ、エンジン、プロペラナットなどの設備も使用時間に応じて検査や交換が行われる」と説明した。

また邵さんは、「『空の宅配便』は貨物の重量と輸送距離に応じて料金を徴収する。1回の輸送での最長航続距離は28キロメートルに達する。武漢ではこれまでに都市・農村のドローン物流配送航路12本が開設されており、漢口北低空港の『空の宅配便』には毎日約50件の注文があり、今年の試験運用開始以降、飛行回数は延べ260回を超え、輸送重量は2700キログラムに達した」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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