2024年11月21日、台湾メディアの東森新聞は、日本のアニメ界で人気のシンガーソングライター・福山芳樹が、来年1月12日に台湾・台北の三創生活園区CLAPPER STUDIOにてライブ「FUKUYAMA FIRE！！！ IN TAIPEI」を開催することを発表したと報じた。

記事は福山について「90年代の日本を代表するロックバンド・HUMMING BIRDのボーカル兼ギタリストとして活動し、実力派アーティストとして広く知られている。彼の音楽はロックからポップスまでと幅広く、エネルギッシュで力強い楽曲と、独特の魅力を持つ歌声で多くのファンを魅了している」と紹介。「アニメソングの分野でも広く活躍しており、多くの30～40代のアニメファンにとって伝説的存在。今年5月にはアニメソングのライブイベント『スーパーロボット魂2024 台北』で台湾を訪れ、多くのアニメファンを熱狂させたが、『まだまだ物足りない！』という声が続出していた。今回の個人でのライブ開催により、再び台湾のアニメファンの熱い支持を集めることは間違いない」と述べた。

また、「人気のSFアニメ『超時空要塞マクロス』シリーズとの結びつきが深いことでも知られており、アニメ『マクロス7』では、物語の主人公であり、作中のロックバンド・Fire Bomberのボーカルである熱気バサラ（ねっきバサラ）の歌声を担当。オープニングテーマ『SEVENTH MOON』や、エンディングテーマ『MY FRIENDS』、挿入歌『PLANET DANCE』などを歌い、作品の世界観を盛り上げた。そして今年、同作の放送30周年を記念して、12年ぶりの新曲『BURN！BURN！BURN！』をリリースし、ファンの注目を集めている」と伝えた。

さらに、「『マクロス7』以外にも、『武装錬金』のオープニングテーマや、『OVERMANキングゲイナー』のオープニングテーマなど、数々の名曲を手掛けてきた。デビュー当時のバンド・HUMMING BIRDでは、アニメ『シティーハンタースペシャル グッド・バイ・マイ・スイート・ハート』のオープニングテーマ『RIDE ON THE NIGHT』や、ゲーム『マクロスVF-X2』のオープニングテーマ『GET FREE』などの作品もリリースし、その多彩な才能を発揮している」と言及した。

記事によると、福山は情熱的で爆発力のあるパフォーマンスにより台湾のファンから「アニメ界の伍佰（＝台湾のロック歌手名）」と親しみを込めて呼ばれることもあるそう。福山本人も台湾が大好きだと公言しており、今回の個人ライブについても大きな期待を寄せているという。なお、同ライブのチケットは、今月30日午前11時から発売される予定だ。（翻訳・編集/岩田）