人民網日本語版 2024年11月19日(火) 7時30分
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中国の新エネ車の年間生産台数が1000万台を突破した。
湖北省武漢市にある自動車メーカー・東風汽車集団の雲峰工場で14日、同社傘下の嵐図汽車(VOYAH)のバッテリー電気自動車(BEV)が、スクリーンに映し出された中国の大手自動車メーカー10社の新エネ車10台と共にラインオフ。中国の新エネ車の年間生産台数が1000万台に達した瞬間となった。これは、中国の自動車産業の電動化トランスフォーメーションの過程におけるシンボリックな出来事で、単一の国が世界で初めて新エネ車の年間生産台数が1000万台に達した画期的な瞬間でもある。
中国が新エネ車の生産・販売台数を統計体系に組み込んで1年目となった2013年の生産台数はわずか1万8000台だった。それからわずか12年で、1万台から1000万台という指数関数的な成長を遂げた上、4カ月連続で市場占有率が従来の化石燃料車を上回った。中国の新エネ車の急成長は自動車産業が電動化、スマート化のトランスフォーメーションという歴史的チャンスをしっかりとつかみ、新たな競争の場をいち早く作り出し、新たな原動力、新たな優位性を育てることに取り組んでいることによるものだ。
新エネ車業界の質の高い発展を推進するべく、中国各地の各当局は近年、関連政策・措置を打ち出し、新エネ車の技術革新の推進を加速させ、新エネ車産業の競争力を増強し続けている。
関係当局は70項目以上の支援政策・措置を相次いで打ち出し、構造が整った有機的に協調する産業体系の構築を推進し、世界最大の新エネ車消費市場を育成し、新エネ車と関連業界が互いに融合・共存し、協力・ウィンウィンの良好な発展環境を形成している。
中国の自動車産業はファースト・ムーバーとなるチャンスをつかみ、自国の産業チェーン・サプライチェーン体制を強化し続け、コア技術のボトルネック、ウィークポイントの打破・克服を加速させ、中国の自動車産業の世界における影響力を持続的に高めてきた。
比亜迪(BYD)、吉利、長安といった中国の自動車メーカーは、ユーザーファーストの思考に基づき、そのウィークポイントを克服し、ユーザー体験を向上させるために、技術の改善とサービスの高度化を続け、ブランド力を高め、全く新しいビジネスモデル、ユーザー運用モデル、破壊的な製品の位置付けと価格設定を模索し続け、中国の新エネ車の全産業チェーンの競争的優位性を生み出している。
年間生産台数が1000万台の大台を突破し、中国の新エネ車はまた新たな旅に出た。年間生産台数1000万台の強力で効率的な産業チェーン、サプライチェーン、研究開発チェーンや、累計で3500万台に達した生産・販売台数によって蓄積された巨大なユーザー基盤、月間市場占有率が初めて化石燃料車を上回った後も上昇を続ける乗用車の「代替曲線」などに支えられている中国の新エネ車の質の高い発展に強固な基礎が築かれている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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