日本人はなぜ酒好きなのか―香港メディア

Record China    2024年11月16日(土) 19時0分

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11日、香港メディア・香港01は日本人が酒を好む理由について紹介する記事を掲載した。

2024年11月11日、香港メディア・香港01は日本人が酒を好む理由について紹介する記事を掲載した。

記事は、日本で多くのサラリーマンが仕事後に「飲み会」に参加するという共通の習慣を持っており、仕事で大きなプレッシャーを抱える日本のサラリーマンにとってストレスを発散し、同僚との絆を深めるための重要な儀式であると紹介。日本には「とりあえずビール」という、食事の前に軽く一杯飲んでリラックスするという日本人の習慣を反映した言葉があるとし、そのような習慣は香港人には想像しにくいかもしれないと伝えた。

そして、日本の飲酒文化の背景には、社会や仕事上のプレッシャーを和らげ、同僚や顧客との人間関係をリラックスした状態で深めるという期待が込められており、お酒を飲むことが単なるリラックス法ではなく、職場や社会生活に溶け込んだ切っても切り離せない文化的な儀式といった意味合いも含んでいると評した。

また、日本の酒文化は国内の豊かな醸造の歴史や、各地域の独特な「地酒」文化とも密接に関連していると指摘。農業大国である日本は地域ごとに独特な気候や水質を持っており、各地の酒造メーカーがそれぞれの地域特性を生かした地酒を生産することが可能なため、各地の酒を飲み比べるという文化も育まれてきたと紹介した。

一方で、厚生労働省の統計によると、日本人の飲酒量は欧米諸国に比べて実はそれほど多くはないとしつつ、毎年何百万人もの人がアルコール依存症に苦しむなど多くの人がアルコール乱用のリスクにさらされているほか、法律で禁止されている未成年者の飲酒についても社会的な問題になっていると指摘し、酒を巡る日本の状況は必ずしもポジティブなものばかりではないことを伝えた。

記事はさらに、現在は仕事帰りに一杯という飲み文化に「ノー」を唱える若いサラリーマンも増えていると紹介し、「もしかしたらこれからの日本は私たちが抱いているステレオタイプとは違ったものになるかもしれない」と結んだ。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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