ドイツ当局、中国に機密情報をリークした疑いで米元軍人を逮捕―仏メディア

Record China    2024年11月8日(金) 12時0分

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7日、仏RFIは、ドイツで米国の元軍人が中国に機密情報をリークしていた疑いで逮捕されたと報じた。写真はフランクフルト。

2024年11月7日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、ドイツで米国の元軍人が中国に機密情報をリークしていた疑いで逮捕されたと報じた。

記事は、ドイツ連邦検察官事務室が7日、中国に「センシティブな情報」を伝送していた疑いがあるとして元ドイツ駐留米軍兵士1人を西部のフランクフルトで逮捕したと発表し、「最近まで米国の駐ドイツ武装部隊に従事しており、今年に入って中国政府当局と連絡を取るとともに、部隊での活動により入手した米国の軍隊に関するセンシティブな情報を中国情報当局に提出していた疑いがある」と説明するとともに、「容疑者がすでに秘密の特別工作活動を行う準備を整えていたことを強く疑っている」としたことを伝えた。

その上で、今回の逮捕のきっかけが、ドイツの検察当局と情報当局が「密接に協力」して調査を実施していることにあるとし、ドイツ政府が10月初旬に安全管理を強化し、政府各機関の諜報活動や戦略インフラ破壊のリスク上昇対策を目的とした措置を発表したことを紹介。その背景にはロシアウクライナの戦争によってドイツ国内でロシアや中国に関係するスパイ活動事案が増加していること、ドイツと中国との間で緊張が高まっていることがあるとした。

記事は、ドイツを含む欧州で諜報活動のリスクが高まっていることを示す典型的な事例として、今年4月に欧州議会議員の秘書がベルギーのブリュッセルで逮捕されたことを紹介。この秘書はドイツで中国に反対する者を監視するとともに、中国の情報当局に欧州議会の情報をリークしていた疑いがかけられていると伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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