第37回東京国際映画祭でイー・ヤンチェンシー（易烊千璽）主演の中国映画「小さな私（原題：小小的我）」が観客賞を受賞した。

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「小さな私」は脳性まひを患う青年リウ・チュンフーのひと夏の成長を描いた物語。

観客賞は、コンペティション上映の一般観客を対象に投票を募り、最も多くの支持を得た1作品に贈られる。

中国映画メディアの新浪電影によると、ヤン・リーナー（楊荔鈉）監督はクロージングセレモニーで「この映画の持つ物語が最終的に皆さんの心に刺さることがあればいいなと思います。この作品は障害を持つ青年の成長を描いた作品ですが、主人公は普通の人間です」とコメントした。

イー・ヤンチェンシーの演技をめぐっては、1995年公開の日本映画「Love Letter」などで知られる岩井俊二監督が自身のX（旧ツイッター）で、「凄（すご）すぎた。完璧！！あそこまで演じ切れたら俳優冥利（みょうり）に尽きる。すごい才能を目撃しました」と絶賛したことも中国で話題となった。（翻訳・編集/柳川）