「日本だって空けてるじゃないか」、エスカレーターめぐる論争に専門家が見解―台湾メディア

Record China    2024年11月9日(土) 8時0分

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台湾メディアのTVBS新聞網は6日、日本でエスカレーターの片側を空ける習慣があることについて、日本の事情に詳しい専門家の解説を紹介した。

台湾メディアのTVBS新聞網は6日、日本でエスカレーターの片側を空ける習慣があることについて、日本の事情に詳しい専門家の解説を紹介した。

記事によると、台北捷運(MRT)では最近、「(駅の)エスカレーターでは両側に立ってください」との呼び掛けが行われているが、台湾のネット上では「日本だって片側を空けているじゃないか」「この習慣は日本から伝わってきたものだろう」などと反論する声が上がっている。

これについて、「日本旅行の達人」と呼ばれる林氏璧(リン・シービー)氏は自身のフェイスブックアカウントで「確かに台湾と日本にはこうした暗黙のルールがあるが、それは日本の交通機関がこれ(片側空け)が正しいと考えていることを示すものではない」と指摘した。

林氏は、「エスカレーターで歩くのは危険な行為であり、日本の消費者庁が2015年に発表したデータでは、11~13年に東京で3865人がエスカレーターでの事故で病院に搬送された。65歳以上の高齢者が多く、大半はエスカレーターで歩いたことによるものだった」と説明。「JRなど日本の交通機関でも近年は両側に立って乗ることが呼び掛けられている」とした。

また、「長年定着してきた習慣はそんなに簡単に改めることはできないし、日本に行った際に『関東は左(側に立つ)』『大阪は右(側に立つ)』という現象を目にした人も多いだろう。日本の交通機関も人々の習慣を変えるのは難しいと認めているものの、宣伝を続けていく考えを示している」と解説し、台湾でも安全のために認識を改めることを呼び掛けた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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