サッカーのU-17（17歳以下）アジアカップ予選をめぐり、イランサッカー連盟（FFIRI）が北朝鮮代表選手に年齢詐称の疑いがあると主張した。中国のサッカー専門メディア・射門中国が28日に報じた。

記事によると、同予選A組のイランは3勝1敗の2位で本戦出場を決めたが、同じA組の北朝鮮は4戦全勝の首位通過。しかもイランには4-1の大差で勝利していた。参考ではあるが、最新のFIFAランクでイランは19位、北朝鮮は111位となっている。

予選終了後、イランサッカー連盟はアジアサッカー連盟（AFC）に正式に抗議する書簡を送付した。書簡では「一部の北朝鮮の選手たちの身体的特徴、体格は、明らかに17歳を超えるものだった」と主張しており、「ルールに違反した選手が出場した場合、若い選手に精神的身体的負荷がかかり、重症につながるリスクもある。キャリアに悪影響を及ぼす危険もある」と訴えている。

その上で、具体的に年齢を詐称していると思われる6人の選手を名指しして、詳細な調査を求めた。U-16イラン代表監督は試合前に北朝鮮選手の年齢詐称の可能性に気付き、マッチコミッショナーに報告していたという。

中国のネットユーザーからは「昔からそうだろ」「専制体制の北朝鮮が世界に名をはせるにはスポーツの分野しかない。だから手段を択ばない。過去がすべてを物語っている」「北朝鮮の年齢詐称やドーピングはこれが初めてではない。北朝鮮をほめそやしている愚か者は、頭が発達していないか、心の底からの不良かのどちらか」「北朝鮮とロシアはなんでもやる」「中国も他人のこと言えない」「われわれの国がどうであるか、心の中でははっきりしている」「北朝鮮みたいな秘密主義の国に対して、調べることなんてできるのか」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）