中国メディアの上遊新聞によると、中国のSNS上にこのほどネズミの大量購入について紹介する男性の動画が上げられ、ネットユーザーの間に不安が広がった。

男性は主に四川、重慶一帯でネズミを購入しており、ネズミの飼育経験やネズミの肉の処理、ネズミ肉を使った調理の過程も紹介している。

記事は「ネズミを繁殖させた後、食用としている疑いがある」とし、男性が「主に購入してからしばらくの間飼育し、初歩的な処理をしてから沿海地区に販売する」と明かしたことを伝えた。また、「ネズミを購入しているのはこの男性だけではない」と述べ、別の人物からも「野外で捕えたネズミを中心に沿海地区で販売する。高い場合は500グラム80元（約1700円）で売れる」との声が聞かれたことを説明した。

こうした購入者はネズミ肉の用途をはっきり口にしていないものの大勢のネットユーザーは「知らない間に食べてしまったのではないか」とその市場流入に懸念を示しているといい、記事はこれについて広西チワン族自治区の市場監督当局、衛生監督当局が「『食品衛生法』と『伝染病防治法』によりネズミを食品として販売することは厳格に禁じられている」と表明したことを伝えた。（翻訳・編集/野谷）