Record China 2024年10月26日(土) 15時0分
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23日、現代快報は、中国でロレックスの腕時計を販売したところ、購入者から銀行口座に振り込まれた代金の一部が警察によって「凍結」されるトラブルがあったと報じた。
2024年10月23日、中国メディアの現代快報は、中国でロレックスの腕時計を販売したところ、購入者から銀行口座に振り込まれた代金の一部が警察によって「凍結」されるトラブルがあったと報じた。
記事によりと、江蘇省南京市のブランド品販売店店長を務める馬(マーさん)が今年3月8日、ある客からロレックスの腕時計を購入したいと問い合わせを受け、交渉の結果50万6500元(約1080万円)で販売することが決定、客は11日に1万元(約21万円)の手付金を支払った。14日に品物を引き渡すと、銀行口座に20万元(約420万円)が振り込まれた。
一度に全額が振り込まれなかったことについて客は「振込限度額があったため」と説明。その2時間後に25万6000元(約510万円)が口座に振り込まれたが、やはり「限度額」を理由に残りの4万500元(約86万円)の支払いが保留に。30分ほどして残り金額が全て振り込まれたという。
しかし、翌15日に馬さんが口座を確認すると、20万元と25万6000元の入金がいずれも「詐欺事件に関わる」として警察によって凍結されていたことが判明。その後4カ月にわたって凍結状態が続いた挙げ句、7月16日には警察によって20万元が口座から差し引かれた。予告なく突然「没収」されたことに疑問を覚えた馬さんは警察に何度も連絡するも、満足な回答は得られなかったという。
この件について、20万元を没収した江蘇省丹陽市公安局の詐欺対策センターは今月23日、「20万元は詐欺被害者が直接口座に振り込んだもの。確かに馬氏の口座から20万元を差し引いた」と説明する一方で、詳細については明言を避けたとのこと。もう一件の25万6000元については警察当局が期限到達後に凍結を解除する見込みだという。
この件について、中国のネットユーザーは「馬さんも、被害者じゃないか」「詐欺犯を捕まえずに、被害者の一人である人物のお金を差し押さえるとはおかしいだろ」「詐欺で得たものと知らずに、正常な取引の代金としてそのお金を得た人も損失を負担しなきゃいけないの?」「警察による合法的な強奪」「こういうリスクがあるから、高額な代金のやり取りは現金のほうが良いよ」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻)
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