近年は出演作品の少ない俳優の金城武について、その恩師でもある歌手のボビー・チェン（陳昇）が近況を語った。

歌手で音楽プロデューサーのボビー・チェンが23日、自身31回目となる年越しコンサートを発表する記者会見を開催。この日のインタビューで金城武について聞かれると、「友達の友達から聞いた話」として「今は農耕生活を送っている」と語った。

かつての台湾ポップスデュオ「新宝島康楽隊（ニュー・フォルモサ・バンド）」でも知られるボビー・チェンだが、デビュー直後の金城武はボビー・チェンのスタジオで助手を務め、後に金城武がリリースした複数のアルバムでボビー・チェンがプロデューサーを担当した。その活動を後押しした恩師のような存在だ。

ボビー・チェンによると、金城武から連絡をもらうことはごくまれで、「新宝島康楽隊」のデュオ仲間で歌手のホアン・リエンユー（黃連煜）に連絡が届くことの方が多いという。また金城武の近況について、「畑を耕したり、花を育てたり、自分の好きな生活に戻るのはうらやましい」とも語った。

金城武の最新出演作として知られるのは、ジュノ・マック（麥浚龍）監督によるクライムアクション映画「風林火山」で、2017年に撮影が行われた。金城武のほか、ラウ・チンワン（劉青雲）、ルイス・クー（古天楽）、レオン・カーフェイ（梁家輝）、リッチー・レン（任賢齊）、ガオ・ユエンユエン（高圓圓）らが出演し、2025年公開予定となっている。（Mathilda）