仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル（RFI）中国語版は22日、中国の若者失業率が2カ月連続で上昇した後、やや下がったと報じた。

中国国家統計局が発表した9月の16～24歳の失業率は、前月の18．8％から17．6％に下がった。およそ1200万人の卒業生が労働市場に流れ込んだことで、今年7月の若者失業率は6月の13．2％から17．1％に跳ね上がり、8月（18．8％）は新しい統計方法の採用以来、最高水準に達した。

昨年6月、若者失業率が記録的な21．3％に達したことから、中国は数値の発表を一時停止。学生を除くなどした新たな統計方法を同12月から採用し始めた。ロイターは、9月の若者失業率が下がったことについて、当局者たちはホッと一息ついていると評した。

一方、RFIの記事は、第3四半期の経済成長（4．6％増）は「期待を裏切る数値になった」とし、「企業は9月も採用を先延ばししており、生産者が前回雇用状況の改善を報告したのは2023年2月までさかのぼる」と伝えた。（翻訳・編集/北田）