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北京市内の故宮博物院を訪れた米国人ファッションデザイナーのリック・オウエンスさんとその一行が、「極端な衣装と化粧」を理由に、退去させられたことが分かった。
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北京市内の故宮博物院を訪れた米国人ファッションデザイナーのリック・オウエンスさんとその一行が、「極端な衣装を化粧」を理由に、退去させられたことが分かった。オウエンスさんは黒色を大胆に使った前衛的な作風で知られ、同名のブランド(日本語表記は「リックオウエンス」)を展開している。
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オウエンスさんは妻や自らのブランドのモデルを務めるフィーカル・マターさんらと故宮博物院を訪れた。マターさんによるSNSへの投稿によると、警備員に博物院から退去をするよう求められ、化粧を落として正常な服装に着替えてから来るように言われた。オウエンスさん一行は「われわれのスタイルは自己表現だ」と不満を表明したが、受け入れられなかった。
警備員は一行が博物院を出るまで同行した。マターさんはさらに「何も悪いことをしていないのに、自分が犯罪者であるような気分になった。屈辱を感じさせる非人道的な行為だった」と紹介した。
同件は中国内外のネットユーザーの間で話題になった。中国人ユーザーからは「服装の自由」を理由にオウエンスさんを支持する声がある一方で、自分が海外旅行をした際にも、服装を理由に退去を求められたことがあるとして、「現地の歴史と文化は尊重せねばならない」として、故宮博物院側の措置をやむを得なかったとするとの意見もある。また中国国外のネットユーザーからも「責任は観光施設ではなく観光客側にあった」「個人の表現は重要だが、観光地の文化によって期待されていることに適応することは、他者の伝統を理解し尊重する方法だ」といった意見が多く寄せられた。
中国メディアの南方都市報によると、故宮博物院には「服装は整えてください。見苦しい行為やイメージを損ねることはしないでください」「服装が乱れている方の入場はお断りします」といった表示がある。故宮博物院側は南方都市報の問い合わせに対して、オウエンスさんを退場させた件を認めた上で、来場者の衣服に対して特別な要求はしていないとして、「あまりにも極端」でなければ問題ないと説明したという。(翻訳・編集/如月隼人)
US designer Rick Owens (@RICKOWENSONLINE) and his crew were recently asked to leave the Forbidden City due to their edgy outfits. Security demanded they wipe off their makeup and wear "normal clothes," but they refused. The museum is now looking into the incident, saying outfits… pic.twitter.com/06V7lXJPmZ
— Shanghai Daily (@shanghaidaily) October 18, 2024
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