54人が死亡した違法建築物倒壊事故、15人に有罪判決―中国

Record China    2024年10月18日(金) 18時0分

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17日、香港メディア・香港01は、22に年湖南省長沙市で違法建築が倒壊して54人が死亡した事故の一審判決が言い渡され、関係者ら15人が有罪判決を受けたと報じた。

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2024年10月17日、香港メディア・香港01は、2022年に湖南省長沙市で違法建築が倒壊して54人が死亡した事故の一審判決が言い渡され、関係者ら15人が有罪判決を受けたと報じた。

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記事は、同市で22年4月29日に8階建ての建物が倒壊して大学生44人を含む54人が死亡し、当局の調査の結果、事故は建物の持ち主が違法建設や建て増しを行った上で賃貸を行っていたことが原因と認定されたと紹介。また、地方当局による違法建築の取り締まりが不十分で互いに責任を押し付け合っていたことも、重大なリスクを生む要因になっていたとの判断が示されたと伝えた。

そして、倒壊した建物について「建物の持ち主だった呉治勇(ウー・ジーヨン)被告が合法的な建設手続きを取らないまま、資格のない竜天愷(ロン・ティエンカイ)被告に設計を依頼し、さらに無資格の人物に建設を行わせて、完成した違法建築を飲食店や宿泊施設などの運営場所として賃貸していた。また、重大な安全リスク発生後も是正措置を取らず、倒壊の徴候が出始めても緊急避難措置を取らなかったことで重大な事故が生じた」との認識が示されたことを紹介した。


さらに、この事故をめぐり湖南省の検査測定企業の株主や測定担当者らが虚偽の証明文書を提出し、長沙市望城区の元副区長や都市管理・総合取締局の幹部、同省市場監督管理局の検査監督部門職員などに職務怠慢があったことも判明。元副区長は賄賂も受け取っていたことが分かったとした。

記事はその上で、17日に同区人民法院などで行われた裁判で、呉被告に重大責任事故罪などで禁錮11年、竜被告らに禁錮6年〜6年6か月、元副区長に職務怠慢および収賄の罪で禁錮12年など、被告15人に有罪判決が言い渡されたほか、検査測定企業に対しても100万元(約2100万円)の罰金を命じる判決が出たと伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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