中国富裕層は「メイドインジャパン」がお好き、隆盛する輸入代行業者―日本華字紙

Record China    2014年9月15日(月) 8時10分

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日本華字紙・中文導報は記事「日本華人の個人輸入代行、現場を探る」を掲載した。炊飯器、酵素、紙おむつなど中国富裕層の日本ブランド信仰には根強いものがある。写真は日本のドラッグストア。

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2014年9月、日本華字紙・中文導報は記事「日本華人の個人輸入代行、現場を探る」を掲載した。

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日中対立が続いているが、中国人の日本製品に対する信頼はいまだに厚いものがある。キヤノングローバル戦略研究所の瀬口清之氏は5月に外国特派員協会で講演し、年収1万ドル(約107万円)超の中国人は日本製品に対する消費熱がきわめて高いことを明らかにした。年収1万ドル超えの中国人は10年には1億人だったが13年には3億人にまで増加。20年には7〜8億人に達すると見込まれている。

日本製品好きのニーズに応えているのが「代購」、すなわち個人輸入代行業者だ。ネットで簡単に申し込みができ、日本で販売されているものが通販で購入できる。人気のアイテムの一つが炊飯器。家電製品全般で日本企業は高いレベルを保持しているが、炊飯器の技術力は突出していると絶賛されている。成田空港では10個以上もの炊飯器を抱えた中国人旅行客を見かけることも少なくない。

健康・美容分野でブームとなっているのが酵素。ダイエット、デトックス、痛風予防などさまざまな効果があるとされ、大ヒット商品となっている。中国では有名だが日本では誰も知らない「ニセ日本企業」も出没。日本の小売店で販売されている商品が安心だと人気を集めている。

また紙おむつの人気も高い。興味深いのは、日本企業は中国に工場を作ってもその商品は見向きもされないこと。日本ブランドであっても「メイドインチャイナ」は不要、「メイドインジャパン」が欲しいということらしい。かくして紙おむつの輸入代行が大流行。月に100万円を稼ぐ在日中国人もいるという。(翻訳・編集/KT)

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