2024年9月19日、韓国・ニュース1は「北朝鮮が飛ばしたごみ風船により仁川国際空港と金浦国際空港がまひし、航空機133機の運航に支障が出た」とし、「これにより約1万8000人の乗客が不便を強いられた」と伝えた。

ソウル地方航空庁によると、北朝鮮のごみ風船により空港の滑走路が閉鎖されたケースは5件に上った。

6月1日には仁川空港で54分間にわたって離着陸が中断され、香港行きのティーウェイ航空機など7機が離陸待機となった。6月2日には仁川空港で37分間離着陸が中断され、56機の航空機の運航に支障が出た（離陸待機11機、復行7機、回航5機、滞空33機）。

6月24日にも仁川空港で8分間離陸が中断され、3機が離陸待機状態に置かれた。7月24日には金浦空港で離着陸が中断され、22機の航空機の運航に支障が出た（離陸待機7機、復行2機、滞空13機）という。

北朝鮮は5月から韓国側にごみをぶら下げた風船を飛ばしており、韓国では車の損壊や火災などさまざまな被害が発生している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「何も考えずに北朝鮮にビラを飛ばしたら、何倍にもなって返ってきた。被害規模は韓国の方が大きい」「これだけ被害が出ているのに何の対策もしない韓国政府。本当に腹立たしい」「一体いつまで風船爆弾をくらい続けるんだ」「ドローンを使って韓国に入ってくる前に破裂させることはできないの？」「今はごみ風船でも、後に生物化学風船になり、テロ風船になるのにのんき過ぎる」「傍観していないで報復するべきだ」など、韓国政府の対応に不満を示す声が多数上がっている。（翻訳・編集/堂本）