中国の空母「遼寧」が日本の接続水域に初めて侵入―仏メディア

Record China    2024年9月19日(木) 13時0分

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18日、RFIは中国海軍の空母が初めて日本の接続水域に侵入したと報じた。写真は中国の空母「遼寧」。

2024年9月18日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、中国海軍の空母が初めて日本の接続水域に侵入したと報じた。

記事は、防衛省が18日、中国海軍の空母「遼寧」とミサイル駆逐艦2隻の3隻からなる艦隊が同日、沖縄県の与那国島と西表島の間にある日本の領海外側の接続水域を航行したと発表したことを紹介。接続水域は領海に接続する22キロ(12カイリ)の外側水域を指し、国際法の規定により日本が管制権を行使できると伝えた。

また、台湾国防部も同日、「遼寧」の艦隊が18日未明に台湾北東部の海域を航行し、与那国島南東部に向けて進んだと発表したことを紹介した上で、防衛省が艦隊の航行目的を分析するとともに、引き続き警戒と監視を続ける方針を示したことを伝えた。

記事は、8月26日に中国の情報収集機が長崎県沖上空の領空に侵入して自衛隊機が緊急対応し、同31日には中国海軍の測量艦が鹿児島県沖の日本の領海に一時侵入し、日本政府が中国に対して抗議、非難を行ったことを紹介した。

その上で、AFPが「アジア太平洋地域で中国が日増しに経済・軍事的影響力を拡大しており、中国の(領土領海を巡る)主張が米国とその同盟国を憂慮させている。日本はこの数十年、平和主義を守ってきたが、現在は国防支出を増やして『反撃』能力を獲得するとともに、武器の輸出規制を緩和している。また、日本が米国、オーストラリア、インドと共に構成している『クアッド』は中国に抵抗するための同盟だと認識されている」とし、アジア太平洋地域情勢の背景について解説したことを伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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