中国アニメイベントで「進撃の巨人」が禁止に?コスプレ流用案が続々登場―台湾メディア

Record China    2024年9月18日(水) 23時0分

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12日、台湾版Yahoo!のYahoo新聞は、中国のアニメイベントで「進撃の巨人」に関連するコンテンツが禁止され、ネットユーザーが創意工夫を凝らしたコスプレを考案していると報じた。写真は進撃の巨人。

2024年9月12日、台湾版Yahoo!のYahoo新聞は、中国・杭州で来月開催されるアニメイベント・COMICUP30(通称CP30)で「進撃の巨人」に関連するコンテンツが禁止されたことを受け、中国のネットユーザーが創意工夫を凝らしたコスプレを考案していると報じた。

記事はまず、「中国では、アニメ作品に対する姿勢がしばしば変化することがあり、以前には許可されていたものが、次の瞬間には禁止されることもある」とし、「(禁止された「進撃の巨人」の)関連コンテンツには、ブース、商品、専用エリア、コスプレなどが含まれており、すでに(CP30の)主催者の審査を通過していたものもすべてキャンセルされた。主催者側は臨時通知により今回は政策上許可されないと説明したとされているが、具体的な政策の内容は明らかにされておらず、他の日本のアニメが同様の影響を受けたとの情報はまだ出ていない」と伝えた。

記事によると、このニュースは瞬く間に中国のSNSで話題になり、多くの人が「論争のある作品は他にもあるのに、なぜ『進撃の巨人』だけが禁止されるのか」と疑問を投げ掛けたという。また、「高官の子どもの成績が下がったからじゃないかと疑ってしまう」「10年前から禁止されているよ」「戦争や島国、海の向こう側を描いているから、国慶節(建国記念日)期間にこれが問題にならないわけがない」「みんな10月に向けて準備していたのに、突然の通知で全部無駄になった」「国慶節が始まると規制が厳しくなるよね。怒りはしないけど、無力感がすごい」といった声も上がったようだ。

記事は「10年前に禁止された」というコメントについて、「『進撃の巨人』が2015年に中国で禁止されたことを指している。当初、テレビアニメは中国で問題なく放送されていたが、同年に実施された大規模なアニメ規制の一環で放送が禁止された。これは、血生臭く暴力的な描写や軍国主義的なストーリーが含まれていることが理由だと推測されている。その後、時間が経つにつれてこの規制が人々の記憶から薄れていき、ネット上での議論やアニメイベントでも徐々に許容されるようになったものの、実際には一度も解禁されたことがない」と説明した。

一方、コスプレに関しては「一部の人々は『心配する必要はない』と言い、準備したメイクや髪型はそのままで、衣装を少しアレンジすればよいと意見している」と紹介。「例えば、ハンジ・ゾエのコスプレをする場合は赤い傘を持って、『天官賜福』の三郎/花城(サンラン/ホワチョン)のコスプレをしていると言い張る、エルヴィン・スミスのコスプレには赤いマントを足して『ザ・ボーイズ』のホームランダーにする、アルミン・アルレルトのコスプレにはブレスレットを追加して『HUNTER×HUNTER』のクラピカと名乗るなど、創意工夫が光っている」とつづった。

記事は、こうした案についてネットユーザーから「CP30のスタッフの腕が試されるときが来た」「これ本当に実行できそう」「ホームランダーに笑った」「リヴァイも(『HUNTER×HUNTER』の)フェイタン=ポートオにできそう」「みんなすごく創意工夫があるな」「これなら確かに潜り込めそうだ」とのコメントがあったことも紹介した。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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