次期総理大臣は訪米の前に訪中を!

小島康誉    2024年9月15日(日) 16時0分

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次期総理大臣には訪米の前に訪中を選んでいただきたい。写真は北京天安門。

岸田文雄総理が自民党総裁選に不出馬を表明した。間もなく次の総裁が決まる。立民党代表も決まる。そして国会で次の総理大臣が選出される。歴代の総理の半数ほどは最初の訪問国としてアメリカを選んだ。次期総理大臣には訪米の前に訪中を選んでいただきたい。

吉田茂総理の平和条約締結での米サンフランシスコ訪問は別格として、池田勇人、佐藤栄作田中角栄、三木武夫、福田赳夫、大平正芳、海部俊樹、細川護熙、小渕恵三、福田康夫麻生太郎鳩山由紀夫野田佳彦各総理の最初の外国訪問はアメリカだった、と報じられている。

一方で鳩山一郎、岸信介、鈴木善幸、竹下登、中曽根康弘、宇野宗佑、宮沢喜一、羽田孜、村山富市、橋本龍太郎、森喜朗小泉純一郎安倍晋三、菅直人、菅義偉、岸田文雄各総理の最初の外国訪問はアメリカ以外だった、と報じられている。

訪米の前に訪中することには、同盟国アメリカを優先すべきとの意見もあろう。嫌中・反中派から反発も出るだろう。日本とアメリカの同盟関係は強固で、中国を先に訪問しても大きな問題は生じない。日本は中国と多くの課題を抱え、両国関係は冷え込んでいる。その改善を進めるためにも、次期総理大臣には訪米の前に訪中を望みたい。

■筆者プロフィール:小島康誉


浄土宗僧侶・佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表・新疆ウイグル自治区政府文化顧問。1982年から新疆を150回以上訪問し、多民族諸氏と各種国際協力を実施中の日中理解実践家。
ブログ「国献男子ほんわか日記」
<新疆は良いところ>小島康誉 挨拶―<新疆是个好地方>
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※本コラムは筆者の個人的見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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