中国三大テレビアワード「金鷹奨」、アメリカ国籍のリウ・イーフェイは資格取り消し

anomado    2024年9月12日(木) 10時0分

拡大

中国の三大テレビアワードの1つ「中国電視金鷹奨」で、国籍を理由に女優リウ・イーフェイのノミネート資格が取り消され、ネット上では不満の声、あるいは主催側の故意の操作を疑う声が上がっている。

中国の三大テレビアワードの1つ「中国電視金鷹奨」で、国籍を理由に女優リウ・イーフェイ(劉亦菲)のノミネート資格が取り消され、ネット上では不満の声、あるいは主催側の故意の操作を疑う声が上がっている。

中国文学芸術界聯合会、中国電視芸術家協会が主催する金鷹奨は、1983年に雑誌「大衆電視」の読者投票からスタート。テレビ界で最も権威ある賞の一つで、中国電視芸術家協会と業界関係者、さらに視聴者からの投票をベースに選出が行われる。2005年からは隔年開催され、今年で32回目を迎える。8月23日に第1回の視聴者投票が締め切られた。

今回、2022年の「夢華録」、2023年の「去有風的地方」と2作品でノミネート候補に挙がっていたリウ・イーフェイだが、10日に第2回の投票がスタートした直後に、ノミネート資格が取り消されたことが明らかに。金鷹奨は参加規定について、「中華人民共和国の国籍を持つ者」(香港・マカオ・台湾からは関連部門の承認を得た場合)を条件の一つとしているが、10歳でアメリカ国籍を取得したリウ・イーフェイがこの規定に合わないことが理由となっている。

突然のノミネート資格の取り消しについて、中国のネット上では、もともと視聴者投票のサイトでリウ・イーフェイの名前に「アメリカ」と国籍が付記されていたことから、主催側の重大なミスを指摘する声が上がっている。同時に、話題づくりのため故意にリウ・イーフェイを利用したのではないかと疑う声も大きくなっている。

なお、リウ・イーフェイと同時に、スイス国籍を持つベテラン女優のスーチン・ガオワー(斯琴高娃)をはじめ、イギリス国籍の女優ジャン・シーモン(蒋詩萌)、オーストラリア国籍の俳優フォン・ジャーイー(馮嘉怡)らもノミネート資格を取り消されている。(Mathilda

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携