パナソニックの五輪スポンサー撤退に見える、新たな「模索」―華字メディア

Record China    2024年9月12日(木) 9時0分

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10日、日本華僑報網は、パナソニックHDが五輪の最高位スポンサー契約終了を発表したことについて、企業がスポーツと関わり支援する新たな形を模索する姿勢の現れと評する文章を掲載した。

2024年9月10日、華字メディアの日本華僑報網は、パナソニックHDが五輪の最高位スポンサー契約終了を発表したことについて、企業がスポーツと関わり支援する新たな形を模索する姿勢の現れと評する文章を掲載した。

記事は、同社が10日、IOCとの最高位スポンサー契約について、12月末の期間満了をもって終了することを発表し、37年続いた五輪スポンサーの歴史に幕を下ろすことになったと紹介。「世界のエレクトロニクス産業で輝く同社は、現在の経済動向に対する深い洞察と将来の方向性に対する的確な把握に基づいて、この時点でIOCに別れを告げることを選択したのかもしれない」と評し、技術の急速な変化と熾烈な市場競争の中で、同社がより機敏な対応を迫られていると伝えた。

また、同社がスポンサー契約終了発表に際し「事業の環境とポートフォリオの変化を踏まえ、五輪を支援する方法を模索してきた」とコメントしたことについて、同社がスポーツとの深い関係を完全に断ち切ったわけではなく、市場の需要に応える新たな方法でスポーツ業界に貢献し続ける姿勢を示したと読み取り「この戦略的調整は、パナソニックが市場力学を的確に把握していることを示すだけでなく、企業市民としての深い社会的責任感も反映しているのだ」と肯定的に捉えている。

一方で、IOCのバッハ会長が同社の決断への理解と、同社への敬意を表したものの、37年間も五輪に資金とリソースを提供してきた同社の離脱が、IOCのスポンサーシップ制度に影響を与えることは間違いなく、他の企業がスポンサー契約を躊躇する原因になる可能性もあると指摘。「企業とスポーツイベントスポンサーの関係に一石が投じられた。スポーツイベントのスポンサーシップは、企業がブランドを構築し、市場を開拓するための強力なツールとなってきたが、市況や企業戦略が変化する中で、スポーツとの提携関係のあり方が企業にとって慎重に検討すべきトピックとなっている」と論じた。

記事は最後に、五輪スポンサーという一つの形から脱却した同社が新たな形でスポーツ業界に貢献し続けることを望むとともに、より多くの企業がスポーツの繁栄と発展のために協力していくことへの期待を示した。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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