日本は領空侵犯した中国軍機を撃墜できるのか―仏メディア

Record China    2024年9月3日(火) 17時0分

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2日、仏RFIの中国語版サイトは、「日本は領空を侵犯した中国軍機を撃ち落とせるのか」と題した記事を掲載した。

2024年9月2日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、「日本は領空を侵犯した中国軍機を撃ち落とせるのか」と題した記事を掲載した。

記事は、防衛省が8月26日、中国軍のY-9情報収集機が同日午前11時半ごろに長崎県五島市の男女列島付近の日本領空を侵犯したと発表したことを紹介。中国政府の飛行機が日本の領空を侵犯したケースは過去にあったものの、中国軍機による領空侵犯は今回が初めてだと伝えた。

そして、日本メディアの報道として、ある自衛隊幹部が「国際法に基づけば、相手を撃墜しても異議の申し立てはできない。領空侵犯は領海侵犯と意味合いが全く異なるのに、われわれは相手を逃がしてしまった」と語り、領空侵犯への対処が難しいことに当惑した様子を見せたとした。

その上で、許可なく他国の領空に侵入することは、国際法上の違反行為であり、侵犯を受けた当該国は国際法上迎撃の権利が与えられるとする一方で、迎撃に至るまでには電波や軍用機を用いた警告、軍用機による威嚇射撃、撃墜(ただし無防備な民間機への攻撃は原則禁止)という段階を踏む必要があると指摘した。

また、戦後の日本は「平和国家」であり、武器の使用には非常に厳しい制限があることにも言及。今回のY-9情報収集機による領空侵犯はわずか2分間であり、国際法に照らしても、日本の自衛隊法上においても、日本側が複数の手続きのうち最も初歩的な段階を満たした時点ですでに中国軍機は日本の領空から離れており、日本側がこれを撃墜する行動を取ることは不可能だったと述べた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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